Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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目次
索引

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第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.17 drmsdlt(削除コマンド)
1.2.17.1 サーバ用削除コマンド
1.2.17.1.6 システム名の削除
■機能説明
システム名または資源の送信状況および受信状況を削除します。システム名を削除した場合、該当システムについて管理されている情報は、すべて削除されます。
■記述形式
drmsdlt |
-a sys -k システム種別 -s システム名 [-d 削除オプション] [-N|-O|-l 修正番号] [-g 資源グループ名 [-v バージョン・レベル]] [-p 製品名 -v バージョン・レベル -o OS識別名] [-H own|other] [-D ドメイン名] |
■オプション
- -a sys:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションでは、“sys”と指定します。
- -k システム種別:
- 削除するシステムの種別を指定します。
- own:
- 自システムの登録資源および受信状況を削除する場合
- serv:
- あて先システム名または送信状況を削除する場合(あて先システムがサーバの場合)
- ws:
- あて先システム名または送信状況を削除する場合(あて先システムがクライアントの場合)
- -s システム名:
- 削除するシステム名を指定します。システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)の多国語文字列で指定します。
- -d 削除オプション:
- 資源の送信状況または受信状況を削除するための削除オプションを指定します。本オプションでは、以下のように指定します。
- rsc:
- ユーザ資源の送信状況を削除
- ptf:
- 一括修正データの送信状況を削除
- puf:
- 応急修正データまたは緊急修正データの送信状況を削除
- 本オプションを省略した場合は、指定されたシステムについて管理されているすべての情報を削除します。
- -kオプションに“own”を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。
- -N:
- 最新の送信状況を削除する場合に指定します。本オプションは、-dオプションで“ptf”または“rsc”を指定した場合に指定することができます。-dオプションに“puf”を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。
- -O:
- 最古の送信状況を削除する場合に指定します。本オプションは、-dオプションで“ptf”または“rsc”を指定した場合に指定することができます。-dオプションに“puf”を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。
- -l 修正番号:
- 応急修正データまたは緊急修正データの送信状況を削除する場合に、修正レベルを指定します。修正レベルはASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションは-dオプションで“puf”を指定した場合に指定することができます。-dオプションに“ptf”または“rsc”を指定した場合は、本オプションを指定することはできません。
- -g 資源グループ名:
- 削除するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。本オプションは、-dオプションで“rsc”を指定した場合に指定することができます。-dオプションで“rsc”を指定して、本オプションを省略した場合は、該当するすべてのユーザ資源の送信状況を削除します。
- -v バージョン・レベル:
- 削除する資源グループ、または製品のバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。
- なお、-gオプションを指定して、本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルが指定されたものとみなします。
- -p 製品名:
- 削除するシステム修正データの製品名を指定します。製品名は、ASCII(12文字以内)の英数字で指定します。本オプションは、-dオプションで“ptf”または“puf”を指定した場合に指定することができます。本オプションを指定する場合は、-v、-oオプションも指定する必要があります。-dオプションで“ptf”または“puf”を指定して、本オプションを省略した場合は、該当するすべてのシステム修正データの送信状況を削除します。
- -o OS識別名:
- 削除したいシステム修正データのOS識別名を指定します。
- -H own|other:
- 削除対象とするシステムが、自システムに直接接続される(隣接)システムか、自システムに直接接続されない(非隣接)システムかを指定します。
- 本オプションでは以下のように指定します。本オプションを省略した場合は、“own”が指定されたものとみなします。
- own:
- 自システムに直接接続される(隣接)システム名を定義します。
- other:
- 自システムに直接接続されない(非隣接)システム名を定義します。
- -D ドメイン名:
- 削除対象とするシステムが自システムに直接接続されない(非隣接)システムの場合、該当システムが属するドメインを指定します。
- 本オプションは、-Hオプションに“other”を指定した場合に必ず指定します。
- -Hオプションを省略または“own”を指定し、-kオプションに“serv”を指定した場合には、本オプションを指定することはできません。
■復帰値
- 0:成功
- 削除処理が正常に終了しました。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。
- 指定したシステム名が定義されていません。
- 4:プログラム・エラー
- システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。
■参照
drmsadd(登録コマンド)
drmsdfn(定義コマンド)
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- システム管理者(スーパ・ユーザ)だけが実行できます。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- ユーザ資源または一括修正データの送信状況を削除する場合に、-O、-Nオプションを省略した場合は、該当するすべての送信状況が削除されます。
- 応急修正データまたは緊急修正データの送信状況を削除する場合に、-lオプションを省略した場合は、該当するすべての送信状況が削除されます。
- ユーザ資源または一括修正データの送信状況は、中間の送信状況を削除することはできません。
- -kオプションで“own”を指定した場合は、自システムの登録資源および受信状況をすべて削除し、自システム名は削除しません。
■使用例1
自システム名を“DSSYSTEM”、システム種別を“own”と指定します。
drmsdlt -a sys -s DSSYSTEM -k own
■使用例2
あて先システム名を“SERV2”、システム種別を“serv”と指定します。
drmsdlt -a sys -s SERV2 -k serv
■使用例3
あて先システム名“HOST2”、システム種別“serv”、資源グループ“TEXTDATA”の最新の送信情報を削除します。
drmsdlt -a sys -s HOST2 -k serv -d rsc -N -g TEXTDATA
■実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
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