Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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目次
索引

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第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.17 drmsdlt(削除コマンド)
1.2.17.1 サーバ用削除コマンド
1.2.17.1.5 ユーザ資源データの削除
■機能説明
ユーザ資源の最新、最古またはすべての世代を削除します。最新または最古以外の中間の世代だけの削除はできません。
■記述形式
drmsdlt |
-a rsc -g 資源グループ名 [-n|-o] [-v バージョン・レベル] [-H own|other] [-e 世代識別名] [-E] [-m 削除先サーバシステム名] |
■オプション
- -a rsc:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションでは“rsc”と指定します。
- -g 資源グループ名:
- 削除するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字または“#”で指定します。
- -n:
- 最新のユーザ資源の世代を削除する場合に指定します。
- -o:
- 最古のユーザ資源の世代を削除する場合に指定します。
- -v バージョン・レベル:
- 削除するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。省略した場合は、空白のバージョン・レベルが指定されたものとみなします。
- -H own|other:
- 削除対象のシステムが、運用管理サーバ配下のサーバ(以降、隣接サーバと呼びます)か、サーバ配下のサーバ(以降、非隣接サーバと呼びます)かを指定します。本オプションは-mオプションを指定した時に有効になります。
- own:
- 隣接サーバのシステムに対して確認します。
- other:
- 非隣接サーバのシステムに対して確認します。
- 本オプションを省略した場合、“own”が指定されたものとみなします。
- -e 世代識別名:
- 削除する資源グループの所属する世代識別名を指定します。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションは-mオプションを指定した時に有効となり、-nオプションまたは-oオプションのどちらかを指定する必要があります。本オプションを省略した場合は-nオプション指定時は管理サーバ側で持つ最新世代が指定されたものとし、-oオプション指定時は管理サーバ側で持つ最古世代が指定されたものとみなします。
- -E:
- 削除対象となる資源グループのシステムの送信・適用状況のステータスも削除する場合に指定します。本オプションは-mオプションを指定した時に有効となります。
- -m 削除先サーバシステム名:
- 削除対象とするサーバのあて先システム名を指定します。あて先システム名は、ASCII(16文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)の多国語文字列で指定します。本サーバ配下の全クライアントも削除対象となります。本オプションを省略した場合、自システムを削除対象とします。
■復帰値
- 0:正常終了
- 削除処理が正常に終了しました。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- 指定した資源グループ名がありません。削除処理ができません。
- 指定した世代識別名は、最新または最古世代ではありません。削除処理ができません。
- オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。
- 通信処理でエラーが発生しました。削除処理ができません。
- 4:プログラム・エラー
- システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。
■参照
drmsadd(登録コマンド)
drmsdfn(定義コマンド)
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- システム管理者(スーパ・ユーザ)だけが実行できます。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- -o、-nオプションを両方とも省略した場合は、指定した資源グループのすべての世代を削除します。
- 中間世代のユーザ資源は削除できません。
- システム名には“/”、“\”、“*”、“?”、“,”、“%”を使用しないでください。また、半角カナの文字も指定しないでください。
- -Eオプションを省略した場合、削除先システムで該当する世代がない場合は、削除先システム側でのエラーが出力されます。
■使用例1
資源グループ“TEXTDATA”、バージョン・レベル“V11L10”の、最古世代の資源グループを削除します。
drmsdlt -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 -o
■使用例2
サーバ“SERV1”にある"資源グループ“TEXTDATA”、バージョン・レベル“V11L10”のすべての世代について削除します。
drmsdlt -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 -m SERV1 -E
■実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
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