Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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目次
索引

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第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.16 drmsdfn(定義コマンド)
1.2.16.1 サーバ用定義コマンド
1.2.16.1.3 適用先IDの定義
■機能説明
ユーザ資源データを適用するファイルに対する識別子を定義します。この適用先IDの定義は、ユーザ資源を適用するシステムで定義する必要があります。資源配付ではユーザ資源の適用時に、その資源グループ情報として定義されている適用先IDと同じ適用先IDがある場合だけ、ファイルに適用します。
■記述形式
drmsdfn |
-a lib -f 適用先ディレクトリ名 -l 適用先ID [-S] |
■オプション
- -a lib:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションでは“lib”と指定します。
- -f 適用先ディレクトリ:
- ユーザ資源の適用先のディレクトリ名を絶対パス名で指定します。ユーザ資源の種類により、以下のように指定します。
- テキストファイル、バイナリファイルおよびシェル・スクリプトの場合、ユーザ資源の適用時には、適用先のディレクトリまたはファイルのパーミッション・モード、ユーザ名、所属グループ名および更新日時は、資源登録時と同じになります。
- パッケージ形式の製品の場合、本オプションには、必ず“/”と指定してください。
- フォームオーバレイパターン(appovly)、拡張FCBモジュール(appfcb)、利用者定義文字(cg)、文字配列テーブル(nlpcgtbl)、図形文字変更モジュール(nlpgrph)およびライブラリ文字セット(nlplcst)の場合は、“/usr/lib/FJSVlp”ディレクトリを指定します。
- -l 適用先ID:
- ユーザ資源データを適用するファイルに対する適用先IDを指定します。適用先IDは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。運用管理サーバからダウンロードされたユーザ資源を適用する場合は、本オプションで指定した適用先IDをもとにして、適用先のファイル名と一致させます。
- -S:
- 適用先ディレクトリが共有ディスクの場合に指定します。本指定で適用処理時にアクセスできない場合は、適用処理をしないで適用正常として扱います。
■復帰値
- 0:成功
- 定義処理が正常に終了しました。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- 同じ適用先IDが定義されました。定義処理ができません。
- オプションの指定に誤りがあります。定義処理ができません。
- 4:プログラム・エラー
- システムにエラーが発生しました。定義処理ができません。
■参照
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- システム管理者(スーパ・ユーザ)だけが実行できます。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- 適用先IDを二重に定義した場合、エラーメッセージが出力されます。すでに定義している適用先IDを、削除コマンド(drmsdlt)で削除してから再定義してください。
■使用例1
適用先IDを“TEXTDIR”、ディレクトリ名を“/usr/text”と定義します。
drmsdfn -a lib -l TEXTLIB -f /usr/text
■使用例2
文字パターン(appcg)の適用先IDを“LPLIB”、ディレクトリ名を“/usr/lib/lp”と定義します。
drmsdfn -a lib -l LPLIB -f /usr/text
■実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
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