Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第3章 資源を配付する(資源配付)
上へ3.3 資源配付の運用手順
上へ3.3.6 部門管理/業務サーバに資源を適用する

3.3.6.4 適用順序と異常時の動作

ユーザ資源とシステム修正データの適用順序と異常時の処理について、説明します。

◆適用の順

ユーザ資源とシステム修正データの適用は、以下の順序で適用されます。

即時適用:
ユーザ資源は、配付が完了した時点で資源グループの世代順に適用されます。システム修正データは、即時適用を使用できません。
後刻適用:
システム修正データの適用すべき資源をすべて適用したあとで、ユーザ資源の適用すべき資源を世代順に適用します。複数の資源グループを適用する場合には、適用予定日時の早い順に適用します。適用予定日時が等しい場合には、受信日時の早い順に適用します。
IPL適用:
システム修正データの適用すべき資源をすべて適用したあとで、ユーザ資源の適用すべき資源を世代順に適用します。複数の資源グループおよび製品を適用する場合に順序の保証は行いません。順序を保証したい資源は、後刻適用を使用してください。
手動適用:
適用コマンドが投入された時点で、指定された資源だけを適用します。ユーザ資源で適用すべき資源が複数ある場合、世代順に適用します。

◆適用異常時の処

ユーザ資源またはシステム修正データの適用で異常を検出した場合の動作を、以下に示します。

即時適用:
適用異常を検出したユーザ資源の適用を中止します。他の即時適用のユーザ資源は適用することができます。
IPL適用または後刻適用:
適用異常を検出した以降の修正レベル、世代および以降の製品、資源グループの適用処理を行いません。適用を中止した状態で、システムは再起動されます。
手動適用:
適用コマンドは、適用異常を検出した時点で適用を中止し、異常復帰します。他の資源の適用は可能です。

IPL適用と後刻適用の適用順序と異常時の処を、“図:IPL適用と後刻適用の適用順序と異常時の処理”に示します。

[図:IPL適用と後刻適用の適用順序と異常時の処理]

image

◆IPL適用、後刻適用により複数の世代を適用する場合の注意事

IPL適用、後刻適用を用いて複数の世代の適用を行う場合、未適用の世代のうち最も古い世代から適用処理が行われます。このため、未適用の世代の中に適用条件を満たさない(適用予定日時未超過、適用予定日時未定、または手動適用等)世代が一つでも存在すると、それ以降の世代に対しては、たとえ適用条件を満たしていたとしても、適用処理が行われません。

IPL適用、または後刻適用を用いて未適用のすべての世代を適用する場合は、管理情報変更コマンド(drmsmdfy)を用いて、適用する世代の管理情報を以下のどちらかに変更してください。


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