Systemwalker Centric Manager 他社データベースの利用ガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第1章 ヘルプデスクデータベース
上へ1.2 データベースの設定

1.2.2 SQL Server 7.0/SQL Server 2000の設定

SQL Server 7.0およびSQL Server 2000の設定は、以下の手順で行います。

  1. Windows(R)ユーザの登録
  2. SQL Server 7.0またはSQL Server 2000のインストール
  3. データベースの構築

“データベースの構築”の作業はクエリアナライザをユーザ名“sa”で起動してコマンドまたはスクリプトを実行します。なお、Microsoft SQL Enterprise Managerを使用して作成することもできます。

■Windows(R)ユーザの登

運用管理サーバとは別のサーバにデータベースを作成する場合は、データベースを作成するWindows(R)システムに運用管理サーバのインストール時に指定したユーザ名およびパスワードでユーザを登録してください。

■SQL Server 7.0またはSQL Server 2000のインストー

SQL Server 7.0またはSQL Server 2000をインストールします。インストールについては、SQL Serverのマニュアルを参照してください。

SQL Serverのセットアップで指定するオプションは、以下のように指定します。なお、ログインセキュリティモードは、最初に標準モードで設定した後、必要に応じて統合モードや混合モードへと変更してください。

文字セット : 日本語

ソート順 : バイナリ

ログインセキュリティモード : 標準(統合・混合)

◆ログインセキュリティモードをWindows NT(R)統合で運用する場

Windows NT(R)統合とアカウント連携する場合は、以下の手順で行います。

  1. ログインセキュリティモードを「Windows NT(R)統合」に設定します。
  2. ドメインの信頼関係を確立します。

    SQL Serverと運用管理サーバまたはヘルプデスク担当者のドメインが異なる場合や、ヘルプデスク担当者が複数のドメインに分散している場合にドメインの信頼関係を設定します。

    image

    以降、上図を例として設定方法を説明します。ドメインユーザマネージャの使用方法については、ドメインユーザマネージャのオンラインヘルプを参照してください。

  3. ドメインAにヘルプデスク担当者をメンバとするローカルグループを作成します。

    ドメインAのドメインコントローラでドメインユーザマネージャを起動して、ローカルグループ“SQLUsers”を作成します。グループ“SQLUsers”には、Systemwalkerコンソールを起動するログオンユーザとドメインA、ドメインB、ドメインCのヘルプデスク機能を利用するユーザを登録します。

  4. SQL Serverにヘルプデスクデータベースを構築します。詳細については、“データベースの構築”を参照してください。
  5. SQL ServerのログインIDを登録します。
  6. Windows NT(R)ユーザ名とSQL ServerログインIDを対応させます。

    SQL Security Managerを起動し、[3]で登録したローカルグループ“SQLUsers”を“ユーザ特権”として登録します。SQL Security Managerの使用方法については、SQL Serverのマニュアルおよびオンラインヘルプを参照してください。

■データベースの構

ヘルプデスクが使用するデータベースを構築します。

データベースの構築は以下の手順で作業します。なお、ここで説明するスクリプトは以下のディレクトリに格納されています。

Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mphlpdsv\SQL_Server7


  1. データベースを領域見積もります。

    データベース容量の見積もりについては、“データベース容量の見積もり”を参照してください。

  2. データベースの領域を獲得します。

    以下に示すデータベース作成スクリプトが“CRE_DB.SQL”に用意されています。運用方法に応じて、下線で示した2箇所を変更して実行します。

    image

    filename:
    任意のファイル名を指定します。ディレクトリ配下に作成する場合は、事前にディレクトリを作成しておく必要があります。
    size:
    データベースの大きさを指定します。単位はMBです。
  3. ヘルプデスク用データベースを作成します。

    テーブル作成スクリプト“MK_TBL.SQL”を実行します。これにより、初期操作用のヘルプデスク担当者として以下の名前が設定されます。

     

    ユーザID

    パスワード

    ユーザ名

    グループ名

    ヘルプデスク担当者

    hd_user

    hduser

    HelpDesk_USER

    hd_operator

    このユーザIDとパスワードを[ヘルプデスククライアント設定]ダイアログボックスの[データベースログインID]と[データベースログインパスワード]に設定してください。


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