Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
|
目次
索引

|
第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.101 mprsc(リストアコマンド)
■機能説明
本コマンドを実行すると、退避先ディレクトリに格納されたSystemwalker Centric Managerの資産の復元を行います。
なお、本コマンドは、旧版との互換のためだけに残されています。本バージョンでは、このコマンドを使用せず、新しい手順に従って作業を行ってください。手順の詳細については、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”を参照してください。
■記述形式
mprsc |
退避先ディレクトリ名 [/Ln/Lo/Le] [/Ca/Cs] [/dup] [/s] [/FD] [/FS] [/FH] [/FR] |
■オプション
- 退避先ディレクトリ名:
- 資産が退避されているディレクトリ名をフルパスで指定します。
- 退避先ディレクトリ名は、半角英数字32文字以内で指定します。空白を含むことはできません。
- /Ln:
- 本オプションを指定すると、定義情報だけがリストアされます。
- /Lo:
- 本オプションを指定すると、ログ情報だけがリストアされます。
- /Le:
- 本オプションを指定すると、ログ情報と定義情報の両方がリストアされます。
- /Ca:
- クラスタの運用系ノードで、共有ディスク上の資産とローカルディスク上の資産の両方を復元する場合に指定します。
- なお、本オプションを指定した場合の退避データは、クラスタの運用系ノードで退避したものでなければなりません。
- 本オプションは、クラスタの運用系ノードだけで指定してください。
- /Cs:
- クラスタの運用系ノードまたは待機系ノードで、ローカルディスク上の資産だけを復元する場合に指定します。
- 本オプションは、クラスタの運用系ノードおよび待機系ノードだけで指定してください。
- /dup:
- 運用管理サーバ二重化環境の運用管理サーバの待機系のノードへ運用系のノードの定義情報等をリストアして同期させる場合に指定します。
- /s:
- 同一IPアドレス/同一ホスト名へリストアする場合に指定します。
- 指定できるのはサーバの場合だけです。
- /FD:
- 本オプションを指定すると、資源配付機能の資産を復元します。
- /FS:
- 本オプションを指定すると、監視機能の資産を復元します。
- /FH:
- 本オプションを指定すると、ヘルプデスクの資産を復元します。
- /FR:
- 本オプションを指定すると、リモート操作の資産を復元します。
復元する機能を選択するオプション(/FD, /FS, /FH, /FR)をすべて省略した場合は、Systemwalker Centric Managerの全機能の資産が復元対象となります。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1:
- 異常終了
- その他:
- 警告レベルのエラー(処理は続行されます)
■参照
mpbkc(バックアップコマンド)
premprs(プレリストアコマンド)
表:バックアップ/リストア用コマンド
■コマンド格納場所
Windows NT系 |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\backup\bin |
Windows 9x系 |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpcmtool\backup\bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- Administrator権限が必要です。
- 運用管理/部門管理/業務サーバ/運用管理クライアント/クライアントで実行可能です。
■注意事項
- 必ず、導入手引書に記載されている手順に従って資産の復元を行うようにしてください。
- 本コマンドを実行する前に、退避先ディレクトリおよびインストール先ディレクトリへのアクセスが可能かどうかを必ず確認してください。
- 本コマンドを実行する前に、復元先マシンのインストール先ディレクトリに十分な空容量があることを必ず確認してください。
- 運用管理サーバの場合、復元先マシンでの環境作成時に指定するデータベースのサイズは、退避元マシンのサイズより大きくしてください。
- 復元することができるのは、本バージョンの退避コマンドで退避した資産だけです。
- 退避元マシンと復元先マシンのOS種別、インストール種別、インストール先ディレクトリおよびコード系は、同じでなければなりません。
- クラスタ環境と非クラスタ環境の双方で、退避データを流用することはできません。
- 運用管理サーバ、ヘルプデスクサーバの場合、ネットワークドライブ上にある退避データを指定することはできません。
エラー時の対処
- 必要なエラー対処を行った後にコマンドを再度実行します。
■使用例
Windows NT系の場合
Windows 9x系の場合
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1995-2003