Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第2章 監視する
上へ2.6 アプリケーション/業務を監視する
上へ2.6.8 アプリケーション/業務の稼働状況を監視する

2.6.8.2 稼働ポリシーでアプリケーションの稼働状況を監視する

監視対象のアプリケーションが、稼働ポリシーに従って稼働しているかをチェックし、ポリシー違反が発生した場合アラームイベントを通知します。また、稼働ポリシーの定義に従って、違反したアプリケーションを起動または停止することができます。

稼働ポリシーを設定するときには、起動または停止コマンドにより実際に起動/停止するまでの時間を考慮した設定が必要です。稼働ポリシーを変更した場合、ポリシー配付後、部門/業務サーバのサービスが再起動されたとき有効になります。すぐに有効にするときには、ポリシー配付で“すぐに適用する”を選択してください。

実行ファイル名が/bin/sh、または/bin/cshのようにシェルプログラム名となっているプロセスも、検出、稼働監視することができます。

■稼働ポリシー違反の検

以下の稼働違反を検出すると、稼働ポリシー違反のイベントが通知され、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示されます。

■稼働ポリシー違反イベントが自動対処される契

以下のタイミングで、監視イベント一覧に表示されている稼働ポリシー違反イベントは、対処済に変わります。

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なお、監視対象のアプリケーションを、存在するすべての業務フォルダから削除した場合、イベントの自動対処は行われません。また、アプリケーション管理エージェントを再起動した場合は、イベントの自動対処が行われないことがあります。

自動対処が行われない場合、手動で対処してください。

■プロセスを起動す

[稼働監視の設定]ダイアログボックスで[上記条件内に稼働していない場合に起動する]チェックボックスをチェックしておくと、アプリケーションを自動起動することができます。稼働監視の時間内にアプリケーションが停止していた場合、設定した起動コマンド(設定していない場合は実行ファイル)を使用して、アプリケーションが起動されます。

以下の処理が自動的に行われます。

  1. 定義した起動コマンド/起動コマンドパス/コマンド引数を設定し、起動コマンドが発行されます。

■プロセスを停止す

[稼働監視の設定]画面で“上記条件外に停止していない場合に停止する”を設定しておくと、アプリケーションを自動的に停止することができます。稼働監視の終了時刻にアプリケーションが停止してなかった場合、設定した停止コマンドを使用して、アプリケーションが停止されます。

以下の処理が自動的に行われます。

  1. 現在稼働中のプロセスの中から、停止対象となるプロセスのプロセスIDが抽出されます。
  2. 停止対象となるプロセスがあれば、停止コマンドを発行します。

■注意事項

イベント監視の条件定義のデフォルトのアプリ管理の定義を変更した場合、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示されない場合があるため、注意してください。イベント監視の条件定義のデフォルトのアプリ管理の定義を変更する場合は、アクション定義のメッセージ監視にて必ず監視イベント種別に「アプリ管理」を設定してください。

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Linuxでプロセスを停止する場合

アプリケーションの停止については、マルチスレッドアプリケーショの場合に各スレッドがプロセスとして認識されるため、メインスレッドまたは全スレッドに停止指示を行わないと誤動作を誘発するおそれがあります。したがって、アプリケ−ション停止する場合は、アプリケーションプロパティに停止コマンドを登録して、アプリケーション停止操作を実行することをお勧めします。

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