Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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上へ第1章 共通コマンド

1.11 swmove 移行用退避コマンド

■記述形式

swmove -b ディレクトリ

■機能説明

Solaris OE上に存在する旧版のSystemwalker OperationMGRの資産を本バージョンへ移行するために、環境を退避します。移行対象となる資産が指定された退避先ディレクトリに退避されます。

■オプション

◆-b ディレクトリ

退避先のディレクトリ名をフルパスで指定します。指定したディレクトリが存在しない場合は、自動的に作成されます。

■復帰値

0:

正常終了

1:

異常終了

■参照

rmpackage.inf

Systemwalker OperationMGRを移行する時に、削除が必要な旧パッケージ名の一覧を格納するファイルです。移行の途中に行われる削除が失敗した場合は、利用者がこのファイルを参照してパッケージを削除します。このファイルは、-bオプションで指定した退避先ディレクトリの直下に作成されます。

■コマンド格納場所

製品版CD-ROMの以下の場所に格納されています。

/CD-ROMマウントポイント/unx32/tool

■実行に必要な権限

システム管理者(スーパ・ユーザ)権限が必要です。

■注意事項

エラー時の対処
容量不足時には、不要なファイルを削除または別ディレクトリを指定するなど、利用者の手で十分な空き領域を確保してコマンドを再実行してください。旧パッケージの削除途中でエラーが発生した場合も、コマンドを再実行してください。また、rmpackage.infを見て利用者の責任で旧パッケージを削除することもできます。

■使用例

“/work/move”へ移行データを退避します。

/cdrom/sw_oper_se/unx32/tool/swmove -b /work/move

注1)ボリューム名は、環境によって異なる場合がありますので、事前に確認して
   ください。
注2)EE版の場合は、"/cdrom/sw_oper_ee/unx32"です。

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