Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment -

2.1 ハードウェア環境

監視システムおよび被監視システムのハードウェア環境を説明します。

■監視システム

Systemwalker Centric Manager GEEの監視システムは、運用管理サーバと運用管理クライアントから構成されます。

運用管理サーバは、Solaris 7 OE、Solaris 8 OEまたはSolaris 9 OEが動作する以下のハードウェアで動作します。

• PRIMEPOWER/GP7000Fファミリー
• S series/GP7000Sファミリー

運用管理クライアントは、Windows NT(R) 4.0またはWindows(R) 98/2000/Me/XPが動作するハードウェアで動作します。

■被監視システム

監視できるシステムには、次の種類があります。

• GSシリーズ(富士通)
• PRIMEFORCE(富士通)
• Millennium Global Server(富士通)
• SURE SYSTEM(富士通)
• Mシリーズ(富士通)
• S390ファミリー(IBM)

GSシリーズまたはMシリーズの場合で、NIPメッセージ、システムダンプのメッセージ、またはAVM/EXのメッセージを監視する場合は、SVPMまたはFTOPS-IIが必要です。

装置名	ファームウェア版数
SVPM、F6961統合監視装置、F6964統合監視装置	以下のいずれか ◆E02L03+01E以降 ◆E04L01+01E以降 ◆E06L01+01B以降 ◆E07L01以降 ◆E08L01以降

SVPMまたはFTOPS-IIを使用する場合の注意事項

• 1台の運用管理サーバ(Systemwalker Centric Manager GEE)が連携できるSVPMおよびFTOPS-IIは、最大8台です。
• 1台のSVPMと接続できる運用管理サーバ(Systemwalker Centric Manager GEE)は最大4台です。各運用管理サーバは、SVPMの1台のコンソールとして接続されます。
  SVPMおよびFTOPS-IIには、最大5台までコンソールが接続可能ですが、最低1台はSVPMまたはFTOPS-IIの専用コンソールを接続する必要があります。
  なお、SVPMおよびFTOPS-IIのエディションによって最大接続台数が変わります。SVPMおよびFTOPS-IIのマニュアルを確認してください。

■ネットワーク環境

監視システムとグローバルサーバとのLAN環境は、DSLINKまたはFSLINKで構成されたネットワークが必要です。また、遠隔地から監視・操作する場合は、監視システムとグローバルサーバとのLANを回線で接続します。

FTOPS-IIと連携する場合は、監視システムとLANで接続し、その接続LANは監視専用のLANにしてください。

SVPMと連携する場合は、監視システムを監視用接続機構に接続し、その接続LANは監視専用のLANにしてください。

■IDカードセキュリティを利用するためのハードウェア環境

IDカードセキュリティを使用する際に必要なハードウェア環境を以下に示します。

IDカードセキュリティ機能を使用する場合、次のことに注意してください。

• 手動スライド式のカードリーダを使用する場合、[CTRL+SHIFT+F12]キーを使用したショートカットキーまたは、アクセスキーは利用できません。押下してもショートカットキーまたは、アクセスキーに対応する処理は実施されません。
• IDカードセキュリティで利用可能なカードデータは、1バイトコードの文字データです。漢字データ、NULL(0x00)および、ビットデータは利用できません。
• ハード監視制御ウィンドウ(PC-X)を利用する場合は、運用管理サーバの/etc/hostsにPC-Xを起動するPC端末のIPアドレスを定義してください。
• コマンドプロンプトウィンドウがアクティブな状態で、手動スライド式のカードリーダにカードを挿入しても認識されない場合があります。この場合は他のウィンドウがアクティブな状態にしてカードを挿入してください。
• モータ式カードリーダで“カードリーダ未接続”が表示される場合コントロールパネルのデバイスでserialが動作していることを確認してください。
• Windows(R) 2000/XPの場合は、“セキュリティ設定”ボタンを押すことにより、端末の保護を実施した時、Alt+Tab、Alt+Escキーによる、タスクの切り替えを無効にしています。
• “セキュリティ設定”ボタンを押した直後は、タスクの切り替えの無効に、時間(2〜3秒)がかかる場合があります。このため、その間にタスクの切り替え操作が実施されないように注意してください。
• 手動スライド式のカードリーダにカードを挿入した時は、他のウィンドウの操作を行わないようにしてください。カードの読み込みが正しく行われない場合があります。
• ICカードを利用した運用の場合に、スマードカードリーダ/ライタをカードセキュリティのウィンドウの動作中に抜かないで下さい。

◆IDカードを使用するための環境

IDカードを使用する際に必要なハードウェア環境を以下に示します。

IDカードリーダ

製品名	IDカードリーダのタイプ	インタフェース	備考
FMV-MCR101	手動スライド式	キーボードインタフェース(PS2)	富士通製
μリーダ・ライタ	モータ式	RS232C	株式会社 日本製鋼所製
MRW-8	モータ式	RS232C	株式会社 日本製鋼所製

IDカードリーダのディップスイッチの設定値

• 手動スライド式(FMV-MCR101)
  
  

  出力モード	専用モード
  チェックキャラクタ	付加しない
  改行キー	付加する
  英文モード	英大モード
  読み取り確認ブザー	鳴らす
  転送速度	中速

   

• モータ式(μリーダ・ライタ、MRW-8)

  転送速度(ボーレート)	9600
  パリティ	有 偶数
  ストップビット	2ビット

IDカード

使用するIDカードリーダの仕様に準じます(JISII型)。

◆ICカードを使用するための環境

ICカードを使用する際に必要なハードウェア環境を以下に示します。

ICカードリーダ

• FMC-SMA2
• FMV-J501(スマートカードフォルダ)
• FMV-KB331S(スマートカードリーダ/ライタ搭載キーボード)
• FMV-KB332S(スマートカードリーダ/ライタ搭載キーボード)

ICカード

• FMSMA-C1