Systemwalker CentricMGR 解説書 - Solaris(TM) Operating Environment - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
目次
索引
![]() ![]() |
日常の運用操作で必要となる各種定型操作をフロー化し、運用操作の簡易化/迅速化が実現できます。監視しているサーバで発生したトラブルに対するリカバリ処理として、特定コマンドの実行、オペレータによるチェックの作業が必要になる場合、これらの処理を“リカバリフロー”として定義しておきます。トラブル発生時には、定義したリカバリフローを実行することで、リカバリ作業を簡単・確実・迅速に行うことができます。
リカバリフローを利用すると、複数サーバに対して以下のことが可能になります。
また、コマンドの実行が失敗した場合、異常となった処理以降だけを再度実行することができます。
複雑なリカバリ作業でも、一連の作業を手順どおりに定義しておくことにより、リカバリ作業の簡易化を実現できます。
リカバリフローでは、以下の効果を期待できます。
リカバリフロー機能は、リモートでのコマンドの実行やオペレータによる確認を、1つの作業単位「タスク」と定義し、それらのタスクを手順化したものを「リカバリフロー」と定義します。
一連のタスクを順次実行します。タスクに指定したコマンドの実行やオペレータの作業などの手順がフローとなります。
リカバリフローは、以下のいずれかの方法で起動します。
タスクの開始または終了のタイミングで、オペレータによる確認を行うことができます。定義時にオペレータの確認設定を行うと、フロー実行時にそのタスクで一時停止します。停止中には、ハード交換などのオペレータ作業や、異常状況の確認などを行います。
終了したフロー内の任意のタスクから再実行することができます。処理結果は、再実行前と再実行後の両方の結果を確認することができます。
タスクにコマンドが定義してあるとき、コマンドの終了コードにより処理ルートを分岐することができます。
一連の複雑なリカバリ作業は、フローとして簡単に定義できます。
リカバリフローの実行履歴を確認できます。起動されたフローはツリー上で状態・投入時刻が確認でき、一覧やパート図によりタスクの状態・リカバリ作業の処理の流れが一目でわかります。また、日付選択により、過去に実行されたリカバリ作業の処理結果も確認することができます。
リカバリフローを利用し、障害の対処が完了すると、イベントを対処済にすることができます。
リカバリフローを登録するときに、リカバリフローが属するプロジェクトの名前として、対処する障害の監視イベント種別と同一の名前を作成しておくことにより、復旧対処時に簡単に障害対処のリカバリフローを選択できます。
[Systemwalkerコンソール 業務監視]または[Systemwalkerコンソール システム監視]から[監視イベント対処]画面を起動し、[メッセージ説明]タブの[復旧対処]ボタンから実行できます。
ヘルプデスクのノウハウ票情報として、フローの簡単な説明やフローの実行を指示する説明を記述しておくことにより、運用担当者が障害の内容を理解していなくとも、簡単に対処できます。
目次
索引
![]() ![]() |