Systemwalker CentricMGR 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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イベント監視の条件定義の簡易チェックは、イベント監視の条件定義に対して発生したメッセージが、どの条件に一致するか、および一致しなかった項目はどれかをシュミレートできるツールです。簡易チェックツールを使用すると、イベント監視の条件定義に設定した条件とイベントがどの項目で一致するかを調べることができます。
簡易チェックツールを使用して、イベント監視の条件定義を確認する手順は以下のとおりです。
[定義ファイルの設定]ダイアログボックスを使用します。
[メッセージ設定]ダイアログボックスを使用します。
他システムのイベント監視の条件定義をを確認する場合、簡易チェックツールを起動する前に、以下の作業を行います。
イベント監視の条件定義のCSV出力コマンド(aoseacsv)を使用します。
イベント監視の条件定義 簡易チェックツールの使用方法について、以下に説明します。
イベント監視の条件定義の簡易チェックツールは、以下のコマンドを実行して起動します。このコマンドは、Systemwalkerをインストールするとき、[イベント監視]-[定義GUI]を選択した場合のみインストールされます。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin\mpaosevchk.exe
簡易チェックツールを起動すると、[定義ファイルの設定]ダイアログボックスが表示されます。[定義ファイルの設定]ダイアログボックスで、イベント監視の条件定義を設定します。
簡易チェックツールは、Windows(R)でのみ起動可能です。UNIXにインストールされているイベント監視の条件定義の確認を行う場合は、CSVファイルに定義を出力し、簡易チェックツールを起動するシステムにコピーしてください。
簡易チェックツールを使用して確認するイベント監視の条件定義を設定します。
[Systemwalkerに設定済みの定義ファイル]オプションボタン |
簡易チェックツールを起動するシステムのイベント監視の条件定義を、確認対象とする場合に選択します。 |
[その他]オプションボタン |
他システムのイベント監視の条件定義を、確認対象とする場合に選択します。 イベント監視の条件定義のCSV出力コマンド(aoseacsv)で作成したCSVファイル名を指定します。 |
[定義ファイルの設定]ダイアログボックスは、[イベント監視の条件定義の簡易チェックツール]画面で、[ファイル]-[定義ファイルの設定]メニューを選択しても表示できます。
[イベント監視の条件定義 簡易チェックツール]画面では、簡易チェックツールの操作およびチェック結果の確認を行います。
一覧には、イベント監視の条件定義に設定されている監視するメッセージの条件が表示されます。一覧の各列には、イベント監視の条件定義画面のイベント定義において設定された情報が表示されます。イベントの情報を特定しない場合は、“*”が表示されます。
イベント監視の条件と比較するメッセージを設定します。メッセージの設定は、[メッセージ設定]ダイアログボックスを使用します。
イベント監視の条件とメッセージの比較は、空白の数や文字の大文字/小文字、半角/全角の違いも比較されます。これらの違いの入力ミスを防ぐため、コピー&貼り付けの機能を使用して設定してください。
追加情報
下位システムのイベント監視の条件定義で設定される情報を設定します。
[ホスト名] |
イベントが発生する下位システムのホスト名 |
[監視イベント種別] |
イベントに設定されている監視イベント種別 |
[メッセージタイプ] |
イベントに設定されているメッセージタイプ |
[重要度] |
イベントに設定されている重要度 |
[通報番号] |
イベントに設定されている通報番号 |
注意事項
アクション実行条件に対して、チェックはできません。
[メッセージ設定]ダイアログボックスで比較するメッセージを入力した後、[チェック]ボタンをクリックすると、イベント監視の条件定義との比較結果が表示されます。確認するメッセージの情報、およびイベント監視の条件定義の設定内容により、比較結果は以下の背景色で表示されます。また、条件のすべての項目が一致した場合は、行番号が青色表示されます。
発生するメッセージの情報 |
イベント監視の条件定義 |
|
特定しない |
特定する |
|
指定あり |
青 |
青または背景色なし |
指定なし(分らない) |
青 |
黄 |
メッセージの比較結果をチェックし、イベント監視の条件が意図したとおりに設定されているかを確認します。イベント監視の条件が正しくない場合、イベント監視の条件定義を変更します。
イベント監視の条件定義画面を使用して、イベント監視の条件定義を変更した場合、[ファイル]-[定義ファイルの再読込み]メニューを選択し、新しいイベント監視の条件定義を読み込みます。再度メッセージを入力して、イベント監視の条件が意図したとおりに設定されているかを確認します。
メッセージの比較結果を、ログファイルに出力することができます。ログファイルの形式は、以下のとおりです
LINE,FILTER,LABEL,ERRTYPE,MSGTEXT,HOST,CATEGORY,SEVERITY,MSGTYPE,NUMBER
MSG,-,"AP:MpAosfB",ERROR,"7011: Error occurred in system function",?,?,?,?,?
1,x,x,o,x,?,o,o,o,o
2,x,x,o,o,?,o,?,?,o
3,o,o,o,o,o,o,o,o,o
(1)LINE,FILTER,LABEL,ERRTYPE,MSGTEXT,HOST,CATEGORY,SEVERITY,MSGTYPE,NUMBER
(2)MSG,-,ラベル,エラー種別,メッセージ,ホスト名,監視イベント種別,重要度,メッセージタイプ,通報番号
(3)行番号,o,o,o,o,o,o,o,o,o
各項目の意味を説明します。
(1) |
タイトル行 |
|
(2) |
条件との比較対象のメッセージ |
比較を行ったメッセージが、分割した形式で出力されます。不明な項目は、“?”で表示されます。 |
(3) |
比較結果 |
定義項目毎に比較結果を出力します。
|
確認結果をログファイルに出力する場合に、出力するログの内容を設定します。
[ログ出力設定]ダイアログが表示されます。
全行出力 |
すべての条件の確認結果を出力します。 |
一致した行まで出力 |
すべての項目が一致した行までをファイルに出力します。 |
一致した行のみ出力 |
すべての行が一致した行のみファイルに出力します。 |
[イベント監視の条件定義の簡易チェックツール]画面で、[ファイル]-[終了]メニューを選択し、簡易チェックツールを終了します。
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