SystemWalker/CentricMGR 使用手引書 監視機能編 - Solaris - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000 -
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上へ第1章 起動と終了
上へ1.1 SystemWalker/CentricMGRの起動制御

1.1.2 デーモン一括起動制御ファイルのカスタマイズ(UNIXの場合)

SystemWalker/CentricMGRはデーモンを一括して起動するために、以下のデーモン一括起動制御ファイルを使用しています。

デーモンを一括起動す場合、上記ファイルに記載されているデーモンを順に起動します。

デーモン一括起動制御ファイルは、カスタマイズできます。ただし、デーモン一括起動制御ファイルを誤って編集するとデーモンが正しく起動できなくなることがあります。それぞれのファイルの各デーモンについての説明を読み、関連するコンポーネントは同時に運用を停止するようにしてください。

一括起動制御ファイルをカスタマイズすることにより、自動起動や一括起動の対象とするデーモンを選択することができます。

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クラスタ運用時のデーモン一括起動制御ファイルのカスタマイ

クラスタシステムを使用している場合は、以下のファイルをプライマリノードとセカンダリノードの両方で編集します。

◆/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/start_fw.ini

◆/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/start_drms.ini

◆/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/start_fwsec.ini

◆/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/start_help.ini

◆/opt/FJSVftlc/cluster/daemon/oms/startproc.ini

start_*.iniについては、非クラスタシステムの場合のカスタマイズ方法でカスタマイズします。

startproc.iniはstart_*.iniの内容をまとめたファイルです。start_*.iniでカスタマイズした行を、コマンドをキーに検索して編集してください。

■起動デーモンのカスタマイ

start_*.iniには、IPL時の自動起動のランレベルにあわせて、各コンポーネントのデーモン起動コマンドのリストが記載されています。これらのファイルの起動コマンドから、自動起動および一括起動したいコマンドだけを実行するように、ユーザの責任でカスタマイズします。

起動コマンドを無効にす

コンポーネントのデーモン起動コマンドを記載している行の先頭(1桁目)に“#”を設定し、その行のコマンドを実行しないことを定義します。

DAEMON06="/opt/FJSVfwntc/startntc"

#DAEMON06="/opt/FJSVfwntc/startntc"

起動コマンドを有効にす

サービスを起動するコマンドを定義した行の先頭に“#”が設定されていると、サービスが自動起動されません。行頭(1桁目)の“#”を削除してください。

#DAEMON06="/opt/FJSVfwntc/startntc"

DAEMON06="/opt/FJSVfwntc/startntc"

上記の編集作業では、行の先頭に“#”を入れる、または削除する以外の編集作業を行わないでください。その他の作業を行った場合、デーモンの起動・停止が正しく行われなくなります。

[カスタマイズの例]

各コンポーネントの運用を停止する場合のカスタマイズ例を示します。

例1:性能監視の運用を停止する場合

例2: アプリケーション管理の運用を停止する場合

アプリケーション管理のデーモンを起動しないようにし、関連する機能である、インターネットサーバ管理とアプリケーション配付のデーモンも起動しないようにする場合、以下のように修正します。

例3: インターネットサーバ管理の運用を停止する場合

例4: ヘルプデスクの運用を停止する場合

■起動デーモンのカスタマイズ時の注

デーモン一括起動制御ファイルを編集する場合には、以下の点に注意してください。


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