Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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第2章 運用管理サーバの環境構築> 2.12 Systemwalker Centric Managerのインストール> 2.12.2 インストール

2.12.2.3 資源配付機能を使用したアップグレードインストール

既にSystemwalker Centric Managerの資源配付機能を使用している場合は、資源配付機能を使用してサーバとクライアントのアップグレードインストールができます。

■概要

資源配付機能でSystemwalkerのインストール媒体(CD-ROM)の資源とサイレントインストール用のファイルを配付適用します。配付適用後、資源配付機能で導入支援コマンドが起動され、サイレントインストールが実行されます。

この機能が使用できるのは、Solaris OE版 SystemWalker/CentricMGR 5.0以降からのアップグレードインストールです。

■作業手順

資源配付機能を使用してSystemwalkerのアップグレードインストールを行う手順を説明します。

  1. Systemwalkerのインストール媒体(CD-ROM)を挿入し、「サイレントインストール情報ファイルの作成」を起動して、インストール情報ファイルを作成します。

    サイレントインストール情報ファイルはswinst.iniと固定で作成します。詳細は、“サイレントインストール”の“インストール情報ファイルの作成”を参照してください。

  2. Systemwalkerの資源を準備します。

    任意のディレクトリに以下の資源をコピーします。

    コピー後

  3. 資源配付サーバにSystemwalker資源をユーザ資源としてdrmsaddコマンドで登録します。

    資源配付機能の[資源種別]に[text]を指定します。

    資源配付機能の資源として以下の順に登録します。

    1. 任意のファイルに以下の記述をして、drmsaddコマンドの-Mオプションで任意のファイルを登録します。

      例)

      drmsadd -a rsc -d text -g 資源グループ名 -v バージョンレベル -e 世代 -l 適用先ID -M 任意ファイルのフルパス

      [任意ファイル]

      任意ディレクトリ
      unx32/pkg/FJSVmpsdl/reloc/$BASEDIR_OPT/FJSVmpsdl/bin/drms_autontfy
      unx32/pkg/FJSVmpsdl/reloc/$BASEDIR_OPT/FJSVmpsdl/bin/drms_dbg_clean
      unx32/pkg/FJSVmpsdl/reloc/$BASEDIR_OPT/FJSVmpsdl/bin/drms_message
      unx32/pkg/FJSVmpsdl/reloc/$BASEDIR_OPT/FJSVmpsdl/bin/drms_rmsapply
      unx32/pkg/FJSVmpsdl/reloc/$BASEDIR_OPT/FJSVmpsdl/sys/drms_debug
    2. 任意ディレクトリを、drmsaddコマンドの-fオプションで[後処理バッチ]を指定して登録します。“a. ”の登録時に指定した世代と異なった世代を指定してください。

      例)

      drmsadd -a rsc -d text -g 資源グループ名 -v バージョンレベル -e 世代 -l 適用先ID -f 任意ディレクトリ  -b ",後処理バッチ"

      [後処理バッチ]

      任意ディレクトリ/tool_unx/sscmd/ssserver.sh
  4. 資源配付機能で配付適用を行い、インストールを行います。

    適用は[IPL適用]または[後刻適用]のどちらかを指定してください。

Systemwalkerの資源を配付するため、配付時間が多くかかります。このため、資源配付機能のサーバ-サーバ間、サーバ-クライアント間の無通信監視オプションを設定する必要があります。詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。

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