Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - |
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第2章 運用管理サーバのバージョンアップ | > 2.1 バージョンアップ手順 |
運用管理サーバのバージョンアップ方法について説明します。
同一コンピュータへバージョンアップする手順をIPアドレス/ホスト名変更を含めて説明します。
別のコンピュータへバージョンアップする手順をIPアドレス/ホスト名変更を含めて説明します。
運用管理サーバから以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
pcentricmgrコマンドについては、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
なお、SystemWalker/OperationMGR 5.0以降がインストールされている場合は、以下のコマンドでSystemwalker Operation Managerのデーモンも停止してください。
/opt/systemwalker/bin/poperationmgr |
SystemWalker/CentricMGR 4.1以前の製品からバージョンアップする場合
NetWalker関連のデーモンは停止しないでください。
Systemwalker Centric ManagerとInterstage共存時の場合、Interstageのシステム情報の移出を行います。Interstageのシステム情報の移出については、Interstageのマニュアルを参照してください。
ヘルプデスクのWeb画面をカスタマイズしている場合は、退避を行います。“ヘルプデスクのWeb画面の退避/復元(カスタマイズしている場合)”を参照してください。
Systemwalker Centric Manager 12.0のCD-ROMをセットし、以下のコマンドを実行します。
CD-ROMマウントポイント/unx32/tool/swmove -b 移行データの退避先ディレクトリ名 |
退避先ディレクトリ名は、フルパスで指定します。空白を含むことはできません。
swmoveコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
コマンドが途中でエラーになった場合は、エラーの原因を取り除き、エラー時と同じ退避先ディレクトリを指定してコマンドを再実行します。
SystemWalker/CentricMGR 4.1以前の製品からバージョンアップする場合
swmoveコマンド実行時に、旧バージョンのパッケージの削除について問い合わせがあります。これに対して、“Y(削除)”を応答してください。旧バージョンのパッケージを手操作で削除しないでください。
swmoveコマンド実行後は、システムの再起動が必要です。
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NetWalker/Baseについて
swmoveコマンドではNetWalker/Baseは削除対象になりません。NetWalker/Baseのユーザ資産が退避されているか確認し、NetWalker/Baseのアンインストールを行ってください。
NetWalker/Baseのユーザ資産の退避確認
swmoveコマンドの実行後、NetWalker/Baseの旧バージョンが退避されたことを確認してください。バージョンアップ準備で行うExport操作によりNW2V5.configファイルが作成されていない場合、NetWalker/Baseのユーザ資産は、swmoveコマンドの退避対象になりません。
以下の退避先ディレクトリが作成されていることを確認してください。作成されてない場合、旧環境は退避されていません。
- /ユーザ指定の退避先/fjsvfnmkt/
- /var/opt/FJSVftlc_trans/fjsvfnmkt/
NetWalker/Baseの退避に失敗した場合は、“NetWalker/Baseのデータが移行されない場合について”を参照してください。
退避時とは別に移行元の旧バージョンを削除する場合
swmoveコマンドを実行すると、削除が必要なパッケージはコマンド実行時に削除できます。コマンド実行時に、移行に使用したユーザ資産の退避先ディレクトリを指定します。退避コマンド実行時の旧バージョンの削除問い合わせに対して、“Y”を応答してください。アンインストールが必要なパッケージが削除されていない場合は、swmoveコマンドを再実行してください。
以下のファイルにアンインストールが必要なパッケージ名が書き込まれます。
退避先ディレクトリ/rmpackage.inf
このファイルに記載されていないパッケージは、手操作で削除しないようにしてください。
同一コンピュータでSystemWalker/CentricMGR 5.0以降の運用管理サーバをバージョンアップする場合、Systemwalker Centric Managerの環境を削除します。環境の削除は以下の手順で操作します。
ヘルプデスク、インベントリ管理、リカバリフローを使用している場合、それぞれの機能用のデータベースは、必ずフレームワーク用のデータベースより先に削除してください。データベースの削除やアンインストール方法の詳細は、移行前のSystemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。SystemWalker/CentricMGR 5.1 以前のヘルプデスクデータベースを削除する場合は、“SystemWalker/CentricMGR 5.1以前の場合”を参照してください。
SystemWalker/CentricMGR 5.0以降の運用管理サーバを別のコンピュータへバージョンアップする場合は、Systemwalker Centric Managerの環境を即座に削除しアンインストールする必要はありません。環境削除やアンインストールを行う場合は、移行前のSystemwalker Centric Managerのマニュアルを参照してください。
環境変数の設定と削除
以下の2つの条件を満たす場合、Systemwalker Centric Managerの環境削除時には環境変数の設定と削除が必要です。[条件]
- 移行元は、SystemWalker/CentricMGR 5.0または5.1である。
- INTERSTAGE V3.0以降が、移行元の運用管理サーバにインストールされている。
[設定する環境変数と値]
環境変数名:INS_NAME
値:no
[作業時の注意]
- 本環境変数は、Systemwalkerの環境削除を行う利用者にだけ有効になるようにしてください。
- Systemwalker Centric Managerの環境を削除する処理を開始する前にINS_NAME環境変数を設定します。
- Systemwalker Centric Managerの環境削除が完了したら必ず、INS_NAME環境変数を削除してください。
旧バージョンのアンインストール作業手順については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
運用管理サーバのOSの変更でIPアドレス/ホスト名の変更を実施してください。
運用に合わせて各サーバおよびクライアントでhostsファイルまたはDNSサーバの変更を実施してください。
hostsファイルまたはDNSの変更については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
この作業は、別のコンピュータへバージョンアップする場合だけ必要な作業です。
移行元のコンピュータで退避した移行データを、移行先コンピュータのローカルディスクに配置(コピー)してください。
SystemWalker/CentricMGR V5.0以降からバージョンアップする場合は、以下を確認します。
本製品のCD-ROMを挿入し、以下のコマンドを実行します。
CD-ROMマウントポイント/unx32/swsetup |
インストール実行後は、システムを再起動します。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
インストール種別とインストール先について
Systemwalkerインストールディレクトリやインストール種別は、旧バージョンと同じにしてください。
Systemwalker Centric Managerを使用するには、システムの再起動が必要です。以下は、システム再起動のコマンドの実行例です。
[Solaris OEの場合]
# cd / |
[Linuxの場合]
# cd / |
Systemwalker Centric ManagerとInterstage共存時の場合、“Interstageのシステム情報の移出”した資源を移入します。
Interstageのシステム情報の移入については、Interstageのマニュアルを参照してください。
Systemwalker Centric ManagerとInterstage 4.x以前が共存している場合、Interstageを5.x以降に移行します。
Interstageの移行については、Interstageのマニュアルを参照してください。
以下の手順で、Systemwalker Centric Managerの環境を作成します。
なお、本手順を実施する前に、必ずデータベースの再見積もりを実施してください。
ここでは、リストア用のフレームワークデータベース作成を行ってください。ただし、SystemWalker/CentricMGR 4.1以前の製品からバージョンアップする場合は、通常のフレームワークデータベース作成を行ってください。
作業の詳細は“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“リストア用にSystemwalker Centric Managerの環境を構築する”を参照してください。
また、フレームワークのデータベース作成後、使用する機能に応じて以下のデータベースを作成します。
それぞれの作業の詳細は“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“リストア用にSystemwalker Centric Managerの環境を構築する”を参照してください。
本製品のCD-ROMを挿入し、以下のコマンドを実行して旧バージョンの資産を復元します。
CD-ROMマウントポイント/unx32/tool/swtrans -b 移行データの移入元ディレクトリ名 |
swtransコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
ヘルプデスクのWeb画面をカスタマイズしている場合は、復元を行います。“ヘルプデスクのWeb画面の退避/復元(カスタマイズしている場合)”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerを使用するには、システムの再起動が必要です。以下は、システム再起動のコマンドの実行例です。
[Solaris OEの場合]
# cd / |
[Linuxの場合]
# cd / |
SVPMのシステム構成情報の登録は、“SVPM情報の読み込み”でSVPMコンソール番号定義ファイルの定義情報を変更した場合にだけ必要な作業です。
以下のコマンドでSVPMの情報をSystemwalkerのフレームワークデータベースに登録します。
/opt/FJSVsagt/bin/gscmadd |
SVPM情報の読み込み
Systemwalker Centric Manager GEEでSVPMと連携している場合は、SVPM情報の読み込みを以下の手順で行います。
異なる場合は、SVPMコンソール番号定義ファイル“/etc/opt/FJSVsagt/opafcons”の定義情報を変更します。SVPMコンソール番号定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書”を参照してください。
/opt/FJSVsagt/bin/hardctlset |
バージョンアップ時にホスト名やIPアドレスを変更する場合、バージョンアップした運用管理サーバに接続している運用管理クライアントの接続先を、新しい運用管理サーバにしてください。
運用管理サーバと運用管理クライアントのバージョン/エディション
運用管理サーバと運用管理クライアントのバージョンとエディションは同一でなければなりません。運用管理クライアントのバージョンアップについては、“運用管理クライアント・クライアントのバージョンアップ”を参照してください。
※これらの項目は自動で変更されている場合があります。
運用管理サーバでバージョンアップ後、Systemwalker Centric Managerの運用を再開するには、構成情報の再設定とその配付が必要です。運用管理サーバで以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/mpdrpspa.sh all |
コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
運用管理サーバでバージョンアップ後、Systemwalker Centric Managerのネットワーク管理ポリシー反映コマンドを実行し、ネットワーク管理の全ポリシーを部門管理サーバに一括配付します。
/opt/systemwalker/bin/mpnmpref
コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
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