Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 運用管理サーバの環境構築> 2.7 利用する機能により必要な関連製品のセットアップ

2.7.5 SNMPエージェントのインストール

監視対象ノードにSNMPエージェントをインストールするとしないでは、監視内容に以下の違いがあります。

◆SNMPエージェントをインストールする場合

MIB情報を採取することができます。このため、“ノード検出”時にベンダー種別やOS種別を自動判別したり、MIB情報を利用した性能監視を行うことができます。また、SNMPトラップを監視することができます。

◆SNMPエージェントをインストールしない場合

IPアドレスだけの管理となります。“ノード状態の監視”の設定を行うことにより、SNMPエージェントがインストールされていないノードの状態の変化(UP/DOWN)を監視することができます。

SNMPエージェントをインストールする場合の作業を以下に示します。

Systemwalker Centric Managerでは、UTF-8の文字列を含むSNMPのMIBやトラップを監視することができません。監視対象のSNMPエージェントでコード系としてUTF-8を使用した場合、以下の機能で文字化け等が発生する可能性があります。

■SNMPエージェントのインストール方法

SNMPエージェントのインストール方法をOS別に説明します。


サービスパックの適

サービスパックを適用済のシステムの場合、SNMPサービスをインストールした後、サービスパックを再度適用する必要があります。

Windows NT(R)の場

SNMPエージェントを、既にWindows NT(R)が実行されているコンピュータにインストールする方法を以下に示します。

  1. [コントロールパネル]の[ネットワーク]を選択します。
  2. [ネットワーク]ダイアログボックスで[サービス]タブを選択します。
  3. [追加]ボタンをクリックし、[ネットワークサービスの選択]ダイアログボックスを表示します。
  4. [ネットワークサービスの選択]ダイアログボックスで[SNMPサービス]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
  5. 画面の指示に従い、Windows NT(R)のCD-ROMをセットするとインストールを開始します。

Windows(R) 2000の場

SNMPエージェントを、既にWindows(R) 2000が実行されているコンピュータにインストールする方法を以下に示します。

  1. [コントロールパネル]の[アプリケーションの追加と削除]を選択します。
  2. [アプリケーションの追加と削除]ダイアログボックスで[Windowsコンポーネントの追加と削除]をクリックし、[Windows コンポーネントウィザード]を表示します。
  3. [Windows コンポーネントウィザード]の[コンポーネント]一覧から[管理とモニタツール]を選択し、[詳細]ボタンをクリックします。
  4. [管理とモニタツール]ダイアログボックスで[簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
  5. [アプリケーションの追加と削除]ダイアログボックスで[次へ]ボタンをクリックし、画面の指示に従ってWindows(R) 2000のCD-ROMをセットするとインストールを開始します。

Windows(R) XPとWindows Server(TM) 2003の場

SNMPエージェントを、既にWindows(R) XPまたはWindows Server(TM) 2003が実行されているコンピュータにインストールする方法を以下に示します。

  1. [コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]を選択します。
  2. [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスで[Windowsコンポーネントの追加と削除]をクリックし、[Windows コンポーネントウィザード]を表示します。
  3. [Windows コンポーネントウィザード]の[コンポーネント]一覧から[管理とモニタツール]を選択し、[詳細]ボタンをクリックします。
  4. [管理とモニタツール]ダイアログボックスで[簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
  5. [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスで[次へ]ボタンをクリックし、画面の指示に従ってWindows(R) XPまたはWindows Server(TM) 2003のCD-ROMをセットするとインストールを開始します。

■SNMPサービスの設

SNMPエージェントをインストールしたコンピュータで[サービス]ウィンドウから[SNMP Serviceのプロパティ]ダイアログボックスを起動し、以下の項目の設定をします。

コミュニティ

コミュニティ名には、半角英数字の任意の文字列を設定します。

“ノード検出を行う場合やSystemwalkerコンソールにサブネットフォルダまたはノードを登録する場合に、SNMPサービスで設定した値と同じコミュニティ名を指定します。

トラップ通知先アドレス

トラップをSystemwalkerコンソールで監視する場合は、以下の設定を行います。

運用管理サーバで直接監視するノードの場合
運用管理サーバのIPアドレスを設定します。
部門管理サーバを経由して監視する場合
部門管理サーバのIPアドレスを設定します。

SNMPパケットを受け付けるホスト(Windows Server(TM) 2003/Windows(R) XP)

[セキュリティ]タブより以下の項目を設定します。

  1. 受け付けるコミュニティ名
  2. SNMPパケットを受け付けるホストを以下のどちらかの方法で設定します。

■その他

Systemwalker Centric Managerをインストール後にSNMPエージェントをインストールした場合

インストールオプションで“性能監視(システム性能収集)機能”を選択したSystemwalker Centric Managerをインストール後にSNMPエージェントをインストールした場合、以下のコマンドを実行する必要があります。
“性能監視(システム性能収集)機能”をインストールしていない場合は、以下のコマンドは存在しません。実行する必要もありません。

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpTrfExA\bin\setupexa.exe -i

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