| Interstage Service Integrator 解説書 |
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| 第2章 各機能の解説 |
メディエーション機能は、サービス間におけるインタフェースを調整するための部品、および部品を実行するためのエンジンです。必要な部品を組み合わせて呼び出すことで、データのチェック、加工・編集、変換、ルーティングを実行します。また、ユーザが作成した任意のプログラムを呼び出すこともできます。
ユーザが指定した順に、標準提供の部品やユーザプログラムを呼び出すコンポーネントを、“シーケンスエンジン”と呼びます。シーケンスエンジンは、受信したメッセージを指定した順に処理し、サービスやクライアントに結果を送信します。
シーケンスエンジンから呼び出す部品を“メディエータファンクション”と呼びます。シーケンスエンジンからの呼出し単位を“ステップ”と呼びます。

標準提供のメディエータファンクションを、以下に示します。
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分類 |
機能 |
メディエータファンクション名 |
説明 |
|---|---|---|---|
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編集 |
ペイロードのチェック |
XML Validation |
XML形式のデータの妥当性をチェックします。 |
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ペイロードの加工・編集 |
XML Operation |
XML形式のデータに対して、要素の追加・変更・削除を行います。 |
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共通メッセージからの情報取得 |
XML Emerger |
XML形式のデータから必要な情報を取り出します。 |
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FLAT Emerger |
FLATフォーマットのデータから必要な情報を取り出します。 |
||
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SOAPメッセージの操作 |
SOAP Operation |
SOAPメッセージの作成、必要な情報の設定・取得を行います。 |
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|
フォーマット変換 |
ペイロードのフォーマット変換 |
XML Converter |
XML形式のデータのフォーマットを変換します。 |
|
Formatmanager |
FLATフォーマットのデータのフォーマットを変換します。 |
||
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送信 |
メッセージの送信 |
SendMessage |
メッセージを他システムへ送信します。 |
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SendMessage with Routing |
ルーティング(条件に合った送信先を選択)して、メッセージを送信します。 |
||
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Webサービスの同期呼出し |
SOAP Gateway |
サービス提供側のWebサービスを、同期(SOAP)で呼び出します。 |
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アドイン |
BPM Monitoring連携 |
BPM Monitoring |
サービスの処理状況やイベントデータを収集します。 |
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List Creator連携 |
List Creator |
Interstage List Creatorと連携し、帳票の一括管理、出力を行います。 |
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その他 |
ユーザプログラムの呼出し |
ユーザプログラム呼出し |
Javaで作成した任意のユーザプログラムを呼び出します。 |
2.4.1 ペイロードのチェック(XML Validation)
2.4.2 ペイロードの加工・編集(XML Operation)
2.4.3 共通メッセージからの情報取得(XML Emerger、FLAT Emerger)
2.4.4 SOAPメッセージの操作(SOAP Operation)
2.4.5 ペイロードのフォーマット変換(XML Converter、Formatmanager)
2.4.6 メッセージの送信(SendMessage、SendMessage with Routing)
2.4.7 Webサービスの同期呼出し(SOAP Gateway)
2.4.8 BPM Monitoring連携(BPM Monitoring)
2.4.9 List Creator連携(List Creator)
2.4.10 ユーザプログラムの呼出し
2.4.11 メディエータファンクションの実行(シーケンスエンジン)
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