Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第3部 その他のアプリケーション開発> 第12章 XML変換機能

12.8 XML変換機能の対応するCSV形式

XML変換機能の対応するCSV形式について、以下に示します。

区切り文字

区切り文字で区切られた区間のデータが、1データとして扱われます。

区切り文字に指定できる文字などの詳細については、“K.2.3 setDelimiter”を参照してください。

引用符文字

引用符を指定する場合、CSVのデータは引用符で囲まれたデータと囲まれないデータが混在可能です。

引用符文字に指定できる文字などの詳細については、“K.2.4 setQuote”を参照してください。

データの両端の空白

データの両端の空白文字(スペース、タブ)は削除されます。空白文字をデータに含める場合は、引用符で囲む必要があります。

文字データ

区切り文字、引用符文字、「\」を文字データとして記述する方法には、以下の2つがあります。
CSVSourceクラスのsetEnableEscapeChar()に指定する引数の値により、いずれかを選択します。

区切り文字、引用符文字、「\」をデータとして記述する具体例を以下に示します(例では、区切り文字に「,」を指定していることを前提にしています)。

「$1,200」、「He said "Hello."」、「\100」をデータとしたい場合、以下のようにCSVファイルに記述してください。
  1. CSVSourceクラスのsetEnableEscapeChar()の引数の値がfalseの場合

    "$1,200", "He said ""Hello.""", "\100"

  2. CSVSourceクラスのsetEnableEscapeChar()の引数の値がtrueの場合(注)

    "$1,200", "He said \"Hello.\"", "\\100"
注)「"$1,200"」の代わりに「$1\,200」と記述することもできます。

改行文字

引用符で囲まれたデータ内の改行文字(CR/LF/CRLF)は、出力先が属性値および要素にかかわらず、そのままXML文書へ出力されます。
引用符で囲まれたデータ内の改行文字(CR/LF/CRLF)は、文字参照(
 
)には変換されません。
改行文字を含むデータを持つXML文書を、XMLプロセッサに与えた場合、XML1.0により以下のように変換されます。


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