Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第2部 APIでのアプリケーション開発> 第11章 C APIのアプリケーション開発> 11.2 C APIの使用方法

11.2.5 エラー発生時の対処

C APIの操作中に警告やエラーが発生した場合、各関数の実行時に、正常終了以外の値を返却します。正常終了以外の値が返却された場合は、ShunGetErrorMessage関数を利用して、以下の情報を取得できます。

■記述例

if(ret != SHUN_SUCCESS) {
  /* エラー情報の取得 */
  ShunGetErrorMessage(StmtH, &Err_Level, &Err_Msg);               (1) (2)
  switch ( Err_Level ) {
  case SHUN_ERROR_CONNECTION:
    printf("エラーレベル            = SHUN_ERROR_CONNECTION\n");
    break;
  case SHUN_ERROR_TRANSACTION:
    printf("エラーレベル            = SHUN_ERROR_TRANSACTION\n");
    break;
  case SHUN_ERROR_DATA:
    printf("エラーレベル            = SHUN_ERROR_DATA\n");
    break;
  }
  printf("エラーメッセージ          = %s\n", Err_Msg);
}

■エラー情報の取得

各関数を実行した際の復帰値を判定し、エラーの場合はエラー情報を取得します。

◆(1) エラーレベル

エラーレベルを調べることで、ユーザはエラー発生後のアプリケーションの状態を知ることができます。

エラーレベルとして、以下の4つを返却します。

定数名

意味

SHUN_INFORMATION

正常終了したことを意味します。

SHUN_ERROR_DATA

パラメタ間違いなど、警告レベルのエラーが発生したことを意味します。エラーの発生箇所から再実行してください。

SHUN_ERROR_TRANSACTION

エラーの発生により、トランザクションがキャンセルされた状態です。トランザクションの開始点から再実行してください。

SHUN_ERROR_CONNECTION

エラーの発生により、コネクションが強制切断された状態です。エラーが発生したコネクションハンドルを破棄し、作成し直してから、コネクションの接続から再実行してください。

◆(2) エラーメッセージ

エラーメッセージの詳細は、“メッセージ集”の“API実行時に出力されるメッセージ”を参照してください。


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