Interstage Shunsaku Data Manager アプリケーション開発ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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6.2.1 ダイレクトアクセスキー定義ファイルの作成
ダイレクトアクセスキー定義ファイルは、XML文書中に存在する一意性が保証された要素ノードをテキスト式または属性式で指定し、ダイレクトアクセスキー名と対応づけるファイルです。
ダイレクトアクセスキー定義ファイルの内容は、以下の形式で記述してください。
[図: ダイレクトアクセスキー定義ファイルの定義]


テキスト式の詳細な書式は、“B.2.2 テキスト式”を参照してください。
属性式の詳細な書式は、“B.2.3 属性式”を参照してください。
定義時の定量値については、“C.4 ダイレクトアクセスにおける定量値”を参照してください。
ダイレクトアクセスキー定義ファイルを変更した場合は、Shunsakuシステムを再起動してください。
以下に、ダイレクトアクセスキー定義ファイルの指定方法について、説明します。
- 1行に1つのダイレクトアクセスキー名を定義してください。
- ダイレクトアクセスキー名は、32バイト以内の半角英数字で指定します。
- 1行の最大長は4095バイトです。(改行は含みません。)
- ダイレクトアクセスキーは、XML文書中で一意性が保証される必要があります。なお、Shunsaku Fileを使用している場合は、1File内で一意となる必要があります。
- Symfoware Serverと連携する場合は、ダイレクトアクセスキーにSymfoware Serverの一意性制約(PRIMARY KEY)を指定してください。
- 1つのダイレクトアクセスキー名の定義に、最大64個のテキスト式または属性式が記述できます。
- テキスト式または属性式には、“//”や“*”を指定することはできません。
- 同一名のダイレクトアクセスキー名を複数回定義することはできません。
- 行の先頭が“#”の場合、その行はコメントとして扱われます。
- 行の途中に“#”を指定してコメントを記述することはできません。
- ダイレクトアクセスキー定義ファイルには、1つ以上のダイレクトアクセスキー名の定義を記述してください。
- ダイレクトアクセスキーに指定するテキストノードまたは属性ノードがマルチバイト文字の場合、システム用動作環境ファイルに指定されたキャラクタ識別コード“CharacterCode”と同じ文字コードで記述してください。

- ダイレクトアクセスキー定義ファイルは、director用動作環境ファイルと同時にバックアップする必要があります。
- ダイレクトアクセス機能を使用する場合には、directorがダイレクトアクセスキー情報をメモリ上に展開するため、ディレクタサーバにおける使用メモリ量が増加します。
このため、directorのメモリ使用量を見積もり、Shunsakuシステムの構成を設計する必要があります。
directorのメモリ使用量の見積りの詳細については、“導入・運用ガイド”の“資源の見積り”を参照してください。
- Shunsakuでは、ダイレクトアクセスキーの一意性チェックは行いません。ダイレクトアクセスキーの一意性が保証されていない場合、同じダイレクトアクセスキーを要素ノードに持つすべてのXML文書が操作対象になるので、注意してください。
以下にダイレクトアクセスキー定義ファイルの例を記述します。
# ダイレクトアクセスキー定義ファイル
key1 /doc/news/day/text(),/doc/news/number/text() |

テキスト式で指定したテキストノードまたは属性式で指定した属性ノードが同一文書中に複数存在する場合は、先頭のテキストノードの値または属性ノードの値を利用します。以下の場合、先頭のデータだけがアクセスの対象になり、それ以降のデータはアクセス対象外です。

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