Interstage Shunsaku Data Manager インストールガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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付録A 6.0系製品から8.0系製品への移行> A.2 ディレクタサーバの移行

A.2.4 システム用動作環境ファイルの作成

システム用動作環境ファイルを新規作成します。

システム用動作環境ファイルを、以下のサンプルの動作環境ファイルから複写し、作成します。

Shunsakuのインストール先のフォルダ\Shunsaku\etc\system\system.cfg-sample

編集したシステム用動作環境ファイルは、サンプル用と同じディレクトリにShunsakuシステム名.cfgというファイル名で格納します。

システム用動作環境ファイルの実行パラメタは以下の表のとおりです。

システム用動作環境ファイルの詳細については、“導入・運用ガイド”の“システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。

[表:システム用動作環境ファイルの一覧]

実行パラメタ

意味

記述の省略

記述項目

備考

Conductor

conductorのサーバ情報

不可

  • conductor識別子
  • conductorが配置されるホスト名またはIPアドレス
  • 要求受付ポート番号

Sorter

sorterのサーバ情報

不可

  • sorter識別子
  • sorterが配置されるホスト名またはIPアドレス
  • conductorからのソート要求を受け付けるポート番号

Director

directorのサーバ情報

不可

  • director識別子
  • directorが配置されるホスト名またはIPアドレス
  • searcherへの検索要求を発行するポート番号
  • searcherへの更新要求を発行するポート番号
  • 要求受付ポート番号
  • director番号

Searcher

searcherのサーバ情報

不可

  • searcher識別子
  • searcherが配置されるホスト名またはIPアドレス
  • directorからの要求を受け付けるポート番号
  • 接続するdirectorのdirector識別子

CharacterCode

検索用データの文字コード

  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
  • EUC
  • GB2312
  • big5
  • KSC5601

から1つを選択

省略時:UTF-8

ANKmix

半角英字の大文字・小文字の区別

0: 区別する
1: 区別しない
から選択

省略時:0

KNJmix

全角英字の大文字・小文字の区別

0: 区別する
1: 区別しない
から選択

省略時:0

SkipChar

スキップキャラクタ(検索対象外とする文字)

検索対象外として扱う文字を二重引用符で括って指定

省略時はすべての文字列が検索対象

ExtendedQuery

クエリの形式

0: 互換形式のクエリを使用しない
1: 互換形式のクエリを使用する
から選択

省略時:0

SeparateChar

区切り文字

区切り文字として扱う文字を二重引用符で括って指定

省略時は、“省略時の区切り文字”に記述している文字を区切り文字とします。

MonitoringStyle

モニタリングの出力形式

0: 新しい出力形式
1: 6.0系の出力形式
から選択

省略時:0

SearchAttribute

属性値の検索

0: 属性値の検索を行う
1: 属性値の検索を行わない(注)
から選択

省略時:0

注) 属性値の検索を有効にする場合はパラメタ追加を行う必要はありませんが、XMLデータに関する留意事項がありますので注意してください。詳細については、“アプリケーション開発ガイド”の“XML形式に関する留意事項”を参照してください。

備考. 上記以外のパラメタについては、必要に応じて編集します。

以下に、各実行パラメタの設定手順を説明します。

Conductor

Sorter

Director

A.2.2 システムのプロセス構成の確認”の“director情報の確認”で特定した現在のシステムで使用しているdirectorの数分、Directorパラメタを以下のように設定します。

Searcher

A.2.2 システムのプロセス構成の確認”の“searcher情報の確認”で特定した現在のシステムで使用しているsearcherの数分、Searcherパラメタを以下のように設定します。

CharacterCode

以下のようにCharacterCodeの値を決定します。

現在のシステムの運用形態

CharacterCodeの決定方法

conductorを使用している

conductor用動作環境ファイルのCharacterCodeパラメタに指定されている値と同じ値を設定します。CharacterCodeパラメタが省略されていた場合は、director用動作環境ファイルのCharacterCodeパラメタに指定されている値と同じ値を設定します。どちらも省略されていた場合は、同様に省略します。

conductorを使用していない

director用動作環境ファイルのCharacterCodeパラメタに指定されている値と同じ値を設定します。CharacterCodeパラメタが省略されていた場合は、同様に省略します。

ANKmix

director用動作環境ファイルのANKmixパラメタにdirectorごとの設定が個別にされているので、省略します。

KNJmix

director用動作環境ファイルのKNJmixパラメタにdirectorごとの設定が個別にされているので、省略します。

本パラメタは、日本語の文字コードで有効となります。日本語の文字コードを使用する場合は、“CharacterCode”を、“UTF-8”、“SHIFT-JIS”、“EUC”のいずれかを指定してください。

SkipChar

director用動作環境ファイルのSkipCharパラメタにdirectorごとの設定が個別にされているので、省略します。

ExtendedQuery

互換形式のクエリを使用するか否かを以下の値で指定します。本パラメタが省略された場合、0が指定されたものとみなします。

指定

ExtendedQueryの決定方法

  0

互換形式のクエリを使用しない

  1

互換形式のクエリを使用する

互換形式については、“アプリケーション開発ガイド”の“検索式”を参照してください。

SeparateChar

本パラメタは、ExtendedQueryの指定で「互換形式のクエリを使用しない」を指定した場合に有効となります。

SeparateCharに指定する文字は複数指定可能です。複数指定する場合は、個々の文字列をカンマ(,)で区切って指定します。

SeparateCharには、制御文字以外のASCII文字、改行および水平タブを指定します。

下記の文字をSeparateCharに指定する場合は、エスケープ文字を付加してSeparateCharを表現してください。エスケープ文字は“\”です。

区切り文字

指定方法

半角空白

\s

改行

\n

水平タブ

\t

カンマ

\,

二重引用符

\"

\マーク

\\

本パラメタを省略した場合、以下の“省略時の区切り文”に記述している文字が区切り文字となります。

省略時の区切り文字

  \t  

  \n  

  \s  

  !  

  \"  

  #  

  $  

  %  

  &  

  '  

  (  

  )  

  *  

  +  

  \,  

  -  

  .  

  /  

  :  

  ;  

  <  

  =  

  >  

  ?  

  @  

  [  

  \\  

  ]  

  ^  

  _  

  `  

  {  

  |  

  }  

  ~  

MonitoringStyle

モニタリングの出力形式を以下から決定します。本パラメタが省略された場合、0が指定されたものとみなします。

指定

出力形式

  0

shuncstate、shunostate、shundstate、shunsstateコマンドでw、p、i、cのいずれのオプションも指定しない場合は、wオプションが指定されたものとみなされ、新しい出力形式で情報を表示します。

  1

shuncstate、shunostate、shundstate、shunsstateコマンドでw、p、i、cのいずれのオプションも指定しない場合は、6.0系の出力形式で情報を表示します。

SearchAttribute

属性値の検索を行うかどうかを以下の値で指定します。本パラメタを省略した場合、0を指定したものとみなされます。

指定

SearchAttributeの決定方法

  0

属性値の検索を行う

  1

属性値の検索を行わない

属性値の検索を行う場合の留意事項については、“アプリケーション開発ガイド”の“XML形式に関する留意事項”を参照してください。

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