Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド |
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付録A セキュリティの強化(Interstage資源の保護) | > A.2 Interstage資源保護のための環境設定 | > A.2.4 EJBサービス |
以下に、ejbchangemodeコマンドの詳細を説明します。
EJBサービスの運用を特定ユーザ権限モードに変更します。
ejbchangemode [-A <directory>|-T<directory>|-O<特定ユーザID>|-G<グループ>|-M<システム名>]
セキュリティ強化を行うため、EJBサービスの運用を特定ユーザ権限モードに変更します。
以下に、ejbchangemodeコマンドの引数の説明をします。
[-A]
アプリケーション格納フォルダを変更していない場合、アプリケーション格納フォルダを特定ユーザ権限の運用に促した状態に変更します。なお、パッケージインストール直後に特定ユーザ権限モード変更する場合は当オプションを指定する必要はありません。
<directory>
アプリケーション格納フォルダを指定します。ejbinfoapfolderコマンドで取得したディレクトリを指定します。
ejbinfoapfolderコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
[-T]
ejbchangemodeが一時的な作業領域として使用するディレクトリを指定します。当オプションが指定されない場合は、デフォルトの作業領域ディレクトリを一時的に使用します。
<directory>
ejbchangemodeが一時的な作業領域として使用するディレクトリを指定します。
[-O]
EJBサービスの運用を行う特定ユーザIDを指定します。当オプションが指定されない場合は、特定ユーザ名をrootにします。
<owner>
特定ユーザIDを指定します。
[-G]
EJBサービスの運用を行うグループ名を指定します。当オプションが指定されない場合は、グループ名をsysにします。
<group>
グループを指定します。
[-M]
拡張システムに対する操作を行う場合は、システム名にiscreatesysコマンドで指定した
システム名を指定します。当オプションを省略した場合は、デフォルトのシステム名が使用されます。
<sysname>
システム名を指定します。
本コマンドは、スーパユーザで実行してください。また、Interstageを停止した状態で実行してください。
ejbchangemodeコマンド実行時に以下の情報が出力されます。
Normal->Security:通常の運用モードから、特定のユーザ運用モードへの切り換え
Security->Normal:特定のユーザ運用モードから、通常の運用モードへの切り換え
“-A”が指定された場合は、アプリケーション格納フォルダの情報も表示されます。
“-M”が指定された場合は、システム名の情報も表示されます。
> /opt/FJSVejb/bin/ejbchangemode EJB package directory: /opt/FJSVejb …1 Temporary : /tmp …2 Owner name : root …3 Group name : sys …4 Change mode : Normal->Security …5 ejbchangemode:INFO:Terminated normally …6 >
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