Interstage Application Server 移行ガイド
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第1章 以前のV6.0製品からの移行

1.3 Webサーバ(Interstage HTTP Server)の移行

 ここでは、Webサーバ(Interstage HTTP Server)の移行時の注意事項について説明します。

【V6.0/V6.0.1からV6.0.2へ移行する場合の注意事項】

■ihsrlogコマンド

 V6.0.2では、ihsrlogコマンドの処理において、以下のような変更があります。
 V6.0.2において、V6.0/V6.0.1と同様の設定を行う場合は、ihsrlogコマンドを指定する際に、-cオプションを指定してください。-cオプションの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“ihsrlog”を参照してください。

◆ローテーション機能について

 V6.0/V6.0.1では、ihsrlogコマンドのローテーション機能は、Interstage HTTP Serverの起動から停止までの間だけ有効でした。したがって、再起動した場合は、前回の起動中に作成されたログファイルは削除の対象とならないため、不要であれば手動で削除する必要がありました。
 V6.0.2では、ihsrlogコマンドのローテーション機能は、Interstage HTTP Serverの起動・停止にかかわらず、すべてのファイルに対して有効となります。したがって、再起動した場合でも、前回の起動中に作成されたログファイルを含めて、最も古いログファイルから削除されます。

◆出力されるログファイル名について

 V6.0/V6.0.1では、ihsrlogコマンドで出力されるログファイルの形式は、以下のようになりました。

 V6.0.2では、ihsrlogコマンドで出力されるログファイルの形式は、以下のようになります。

■保守用ログ

 V6.0.2では、保守用ログの処理において、以下のような変更があります。

◆ローテーション機能について

 V6.0/V6.0.1では、保守用ログのローテーション機能は、Interstage HTTP Serverの起動から停止までの間だけ有効でした。したがって、再起動した場合は、前回の起動中に作成されたログファイルは削除の対象とならないため、不要であれば手動で削除する必要がありました。
 V6.0.2では、保守用ログのローテーション機能は、Interstage HTTP Serverの起動・停止にかかわらず、すべてのファイルに対して有効となります。したがって、再起動した場合でも、前回の起動中に作成されたログファイルを含めて、最も古いログファイルから削除されます。

◆保守用ログファイル名について

 V6.0/V6.0.1では、保守用ログファイルは、“tracelog”に、常にファイルの作成日時を付加して出力されました。
 V6.0.2では、保守用ログファイルは、以下のように出力されます。

■環境定義ファイル(httpd.conf)の初期値の変更

 V6.0.2では、環境定義ファイル(httpd.conf)のディレクティブの初期値が変更となっています。変更内容については、“Webサーバ(Interstage HTTP Server)の資源”を参照してください。

■RCプロシジャ名の変更

 Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバを運用する際は、リポジトリサーバ(Interstage HTTP Server)よりもSSOリポジトリ(Interstage Smart Repository)を先に起動する必要があるため、RCプロシジャ名が変更されています。


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