22.4.11 サンプルSender/MsgSelectionReceiverS

Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド

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第5部 JMS編

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> 22.4 サンプルアプリケーション

22.4.11 サンプルSender/MsgSelectionReceiverS

　サンプルSender/MsgSelectionReceiverSについて説明します。

（1）概要

　サンプルSender/MsgSelectionReceiverSは、画面から入力されたプロパティ情報(色)と文字列をテキストメッセージとして送信するアプリケーションSenderと、メッセージセレクタ機能を使用してプロパティ情報(色)が“red”のメッセージのみを受信し、受信したテキストメッセージを画面に表示するアプリケーションMsgSelectionReceiverSで通信を行います。

　サンプルプログラムの構成を以下に示します。

<samples>
   *<J2EE>
       *<ApplicationClient>
           *<Queue>
               *<MessageSelector>
               *   * Sender.java                  … ソースコード
               *   * Sender.bat                   … サンプル起動バッチファイル
               *   * MsgSelectionReceiverS.java   … ソースコード
               *   * MsgSelectionReceiverS.bat    … サンプル起動バッチファイル
               * queue.xml                        … サンプル用deployment descriptorファイル

<samples>
   *<J2EE>
       *<ApplicationClient>
           *<Queue>
               *<MessageSelector>
               *   * Sender.java                  … ソースコード
               *   * Sender                       … サンプル起動シェルスクリプト
               *   * MsgSelectionReceiverS.java   … ソースコード
               *   * MsgSelectionReceiverS        … サンプル起動シェルスクリプト
               * queue.xml                        … サンプル用deployment descriptorファイル

（2）サンプルの呼出し

　サンプルSender/MsgSelectionReceiverSを呼出すまでの操作手順について説明します。

1. JMSの環境設定

　ConnectionFactory定義の定義名を登録します。ConnectionFactory定義の詳細については、“ConnectionFactory定義の登録”を参照してください。
　Destination定義の定義名を登録します。Destination定義の詳細については、“Destination定義の登録”を参照してください。
　なお、Destination定義の登録には、イベントチャネルを生成しておく必要があります。イベントチャネルの生成については、“イベントチャネル運用マシンの環境設定”を参照してください。

　サンプル用deployment descriptorファイルをそのまま使用する場合は、ConnectionFactory定義のJNDI名を“TestQueueConnectionFactory”、種類を“QueueConnectionFactory”として登録、Destination定義のJNDI名を“TestQueue”、種類を“Queue”として登録する必要があります。

2. サンプルSender/MsgSelectionReceiverSの起動

　サンプルアプリケーションをコンパイル後、次のプロパティおよび引数を指定して起動します。

プロパティ“com.fujitsu.interstage.j2ee.DeploymentDescriptorClient”にdeployment descriptorファイル名（フルパス）を指定
第1引数にConnectionFactory定義に登録したJNDI名を指定
第2引数にDestination定義に登録したJNDI名を指定

　java -Dcom.fujitsu.interstage.j2ee.DeploymentDescriptorClient=ファイル名 Sender ConnectionFactory定義登録名 Destination定義登録名

　java -Dcom.fujitsu.interstage.j2ee.DeploymentDescriptorClient=ファイル名 MsgSelectionReceiverS ConnectionFactory定義登録名 Destination定義登録名

例：C:\Interstage\jms\samples\J2EE\ApplicationClient\Queueにqueue.xmlがある場合

　java -Dcom.fujitsu.interstage.j2ee.DeploymentDescriptorClient=C:\Interstage\jms\samples\J2EE\ApplicationClient\Queue\queue.xml Sender TestQueueConnectionFactory TestQueue

例：/opt/FJSVjms/samples/J2EE/ApplicationClient/Queueにqueue.xmlがある場合

　java -Dcom.fujitsu.interstage.j2ee.DeploymentDescriptorClient=/opt/FJSVjms/samples/J2EE/ApplicationClient/Queue/queue.xml Sender TestQueueConnectionFactory TestQueue

3. サンプルSender/MsgSelectionReceiverSの終了

　文字列 “x”または“X”を入力するとアプリケーションSenderが終了します。
　文字列 “x”または“X”を受信するとアプリケーションMsgSelectionReceiverSが終了します。（プロパティ情報(色)“red”）

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