Systemwalker Software Delivery 使用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 ファイルの形式> 2.3 構成情報> 2.3.1 インベントリ情報CSVファイル

2.3.1.1 ハードウェア情報・ユーザ情報

■ファイル名

hard_base.csv

■使用用途

資源配付スケジューリング機能を用いて、運用管理サーバに通知されたインベントリ情報を、CSV形式でファイルに格納できます。インベントリ情報は、ドメイン単位にハードウェア、ソフトウェア、テキスト情報に分けて格納され、本ファイルにはハードウェア情報が格納されます。

これらのファイルは、インベントリ情報が通知された時点で、最新の情報に更新されます。

■格納場所

Windows

DRMS管理ファイル\invsts\s_ドメイン名\

Solaris
Linux

DRMS管理ファイル配下

■ファイル形式

次の表に示す項目名は、上位に示した値は左から並びます。各項目は“, (カンマ)”で区切ります。

各項目の値が最大値に満たない場合は、残りのフィールドには空白が入ります。ただし、各項目の最大値が不定の場合、空白は入りません。

ユーザ情報の項目名と値は、クライアントおよびサーバで設定、変更することが可能です。

以下に、配付インベントリ情報の格納ファイル形式を示します。

項目名

長さ(バイト)

値の形式

備考

文字コード

7

SJISまたはEUC

デフォルトSJIS

レコード種別

3

ivh

 

通知受信タイムスタンプ

19

YYYY/MM/DD hh:mm:ss

 

システム名

128

 

システム種別

4

SERVまたはCL

 

システムのコメント

30

""で囲む

ノード名

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

BIOSバージョン

不定

""で囲む

CPU種別

不定

""で囲む

物理メモリ量

不定

単位KB

ビデオ種別

不定

""で囲む

DOSバージョン

不定

""で囲む

OSバージョン

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

CD-ROMドライブ

不定

""で囲む
ドライブタイプがCD-ROMのドライブ名

固定ドライブ

不定

""で囲む
ドライブタイプがハードディスクのドライブ名

ネットワークドライブ

不定

""で囲む
ドライブタイプがネットワークのドライブ名

Aドライブ総容量

不定

単位B

不定

Zドライブ総容量

不定

単位B

全ドライブ総容量

不定

単位B
ドライブタイプがハードディスクの容量の総和

Aドライブ空き容量

不定

単位B

不定

Zドライブ空き容量

不定

単位B

全ドライブ空き容量

不定

単位B
ドライブタイプがハードディスクの空き容量の総和

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

ノード番号

不定

""で囲む
16進(MACアドレス)

リザーブ

不定

で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

ホスト名

不定

""で囲む

IPアドレス

不定

""で囲む

ユーザ情報1の項目名

不定

""で囲む

ユーザ情報1の値

不定

""で囲む

不定

ユーザ情報10の項目名

不定

""で囲む

ユーザ情報10の値

不定

""で囲む

マシン属性

不定

""で囲む

CPUの数

不定

 

画面解像度

不定

""で囲む

ネットワークカード

不定

""で囲む

サブネットマスク

不定

""で囲む

デフォルトゲートウェイ

不定

""で囲む

リムーバブルドライブ

不定

""で囲む
ドライブタイプがリムーバブルのドライブ名

フロッピードライブ

不定

""で囲む
ドライブタイプがフロッピーディスクのドライブ名

コンピュータ名

16

""で囲む

ドメイン名

24

""で囲む

ワークグループ名

24

""で囲む

DNSサーバ名

255

""で囲む

ログイン名

16

""で囲む

OSビルド番号

16

""で囲む

サービスパック

128

""で囲む

クロック数

不定

 

CPU詳細

64

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

 

リザーブ

不定

 

リザーブ

不定

 

リザーブ

不定

 

リザーブ

不定

 

リザーブ

不定

 

リザーブ

不定

 

リザーブ

12

""で囲む

リザーブ

12

""で囲む

リザーブ

8

""で囲む

リザーブ

8

""で囲む

キーボードタイプ名

不定

""で囲む

インストール言語

不定

 

マウスタイプ名

不定

""で囲む

マウスボタン数

不定

 

OSの登録者

不定

""で囲む

OSの登録組織名

不定

""で囲む

OSのプロダクトID

不定

""で囲む

Windowsディレクトリ名

不定

 

""で囲む

システムディレクトリ名

不定

""で囲む

色数

不定

 

スクリーンセーバ

不定

""で囲む

プリンタ情報

不定

""で囲む(注1)

ネットワーク情報

不定

""で囲む(注2)

ファイルシステム

不定

""で囲む(注3)

ファイルシステム種別

不定

""で囲む(注3)

マウントポイント

不定

""で囲む(注3)

パーティションの容量

不定

""で囲む(注4)

パーティションの空き容量

不定

""で囲む(注4)

リザーブ

不定

""で囲む(注3)

マルチベンダ名

不定

""で囲む

マシンモデル

不定

""で囲む

マシンシリアル

不定

""で囲む

1次キャッシュ

不定

 

2次キャッシュ

不定

 

スワップサイズ

不定

 

CD-ROM装置名

不定

 

画面リフレッシュレート

不定

 

モニター名

不定

""で囲む

ドライブ情報_A?ドライブ情報_Z

不定

""で囲む

DHCPサーバ名

不定

""で囲む

DNSサーバ名2

不定

""で囲む

メモリデバイスロケータ

不定

""で囲む(注4)

メモリサイズ

不定

""で囲む(注4)

リザーブ

不定

""で囲む

リザーブ

不定

""で囲む

ディスクベンダ名

不定

""で囲む

ディスクモデル

不定

""で囲む

ディスク容量

不定

""で囲む(注4)

ディスクIF

不定

""で囲む

ディスク説明

不定

""で囲む

CPU種別:プロセッサの種類
ビデオ種別:モニタータイプ、ビデオカードタイプ、ビデオカードメモリ容量
SJIS:シフトJISコード
EUC:UNIX EUCコード
ivh:ハードウェア情報とユーザ情報レコード
YYYY:西暦4桁
MM:月
DD:日
hh:時
mm:分
ss:秒
SERV:サーバ
CL:クライアント

注1)
定義されているプリンタごとに“, (カンマ)”で区切り、プリンタ名:プリンタ種別として出力します。
注2)
定義されているネットワークドライブごとに“, (カンマ)”で区切り、ネットワークパス名:ネットワークプロバイダ名:ドライブ名として出力します。
注3)
複数定義されている場合は“, (カンマ)”で区切ります。
注4)
複数定義されている場合は空白で区切ります。

■参照

drmscsv(CSV情報加工コマンド)
ソフトウェア情報
テキスト情報

■注意事項

注1)
運用管理サーバおよび部門サーバで資源配付機能のインベントリ情報を収集した場合、ネットワークドライブのドライブ容量とドライブ空き容量は収集されません。
注2)
Windows(R) 98、Windows(R) Meクライアントで、かつDHCP運用している場合は、デフォルトゲートウェイの情報は収集されません。

Windows(R) XP、Windows Server(TM) 2003でTCP/IP代替アドレスの設定がされている場合は、DHCPサーバで割り振られたTCP/IPの値を収集します。DHCPサーバが存在しない場合には、自動プライベートIPアドレス、またはユーザ構成で設定されているTCP/IPの値を収集します。

Windows(R) 98、Windows(R) Meクライアントで、TCP/IP情報が複数定義されている場合、DHCP、ダイヤルアップネットワークなど、IPアドレスが動的に割り当てられる運用の場合、TCP/IP情報は一つだけ収集されます。なお、このときデフォルトゲートウェイの情報は収集されません。

Windows NT(R) 4.0、Windows(R) 2000、Windows(R) XP、Windows Server(TM) 2003では、DHCP運用している場合にDHCPサーバを獲得します。Windows(R) 98、Windows(R) Meでは、DHCP運用していない場合でも、過去に一度でもDHCP運用して、IPアドレスが割り振られた場合にDHCPサーバを獲得します。

DHCP運用している場合は、DHCPサーバから取得したDNSサーバの情報は収集されません。

注3)
Solarisにおいて、SafeLINK運用の場合は、物理IPアドレスが獲得されます。
注4)
Linux版の運用管理サーバ、中継サーバおよび部門管理サーバにおいて、以下の情報は収集されません。
Solaris版の運用管理サーバ、中継サーバおよび部門管理サーバにおいて、以下の情報は収集されません。
注5)
運用管理サーバがUTF-8環境の場合、インベントリ情報表示およびインベントリ情報検索に表示される項目の文字列がすべて表示されない場合があります。
注6)
Solaris 10のZone機能を使用して作成したNon-global Zoneに部門管理サーバをインストールした場合、下記に示す項目についてはインベントリ収集を実行しても採取されず、インベントリ情報の表示を行っても表示されません。

収集したインベントリ情報のCPU種別について

パソコンの最新機種などでインベントリ情報を収集後、そのインベントリ情報を参照すると、CPU名が“GenuineIntel:0xXXXX”(“GenuineIntel”はCPUの製造元を示すベンダストリングを指します)または、“intel:brandid:0xXX”(“intel”はIntel社のCPUを指します)のように表示される場合があります。この場合、以下の対応を行うことによりCPU名が正しく表示されるようになります。

[Windows]

  1. 運用管理サーバの<Systemwalkerインストールディレクトリ>配下にあるCMCPUTB2.INFを、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
  2. CPU名文字列内の“0xXXX”で通知された情報を元に、CMCPUTB2.INFに以下のように記述します。

    例1.CPU名が “GenuineIntel:0xXXXX”(Intel社のCPU)の場合

      ...                              
    ;====================================
    ; Vendor Table
    ;====================================
    [VENDOR1]
    STRING="GenuineIntel"
    INDEX="I"
    
    ;====================================
    ;Manufactured Table[Intel]
    ;====================================
    [Inn]
    CODE=0xXXX
    NAME="YYY"

    備考)

    nn:昇順の数値です。
    XXX:“GenuineIntel:0xXXXX”で通知された XXXX を指定します。
    YYY:機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。

    例2.CPU名が“intel:brandid:0xXX”の場合

      ...                              
    ;====================================
    ; BrandID Table [Intel]
    ;====================================
    [BRAND]
    0x01 = "Celeron"
    0x02 = "Pentium-III"
    0x03 = "Pentium-III Xeon"
    0x04 = "Pentium-III"
    0x08 = "Pentium 4"
    0x0E = "Xeon"
    0xXX = "YYY"

    備考)

    XX:“intel:brandid:0xXX”で通知された XX を指定します。
    YYY:機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。

  3. 2)で作成したCMCPUTB2.INFを、資源配付機能で各クライアントに配付します。配付先ディレクトリには、それぞれ以下を指定します。
    • サーバ: <Systemwalkerインストール先>\bin
    • クライアント: <Systemwalkerインストール先>

[UNIX]

  1. 運用管理クライアントの<Systemwalkerインストールディレクトリ>配下にあるCMCPUTB2.INFを、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
  2. CPU名文字列内の“0xXXX”で通知された情報を元に、CMCPUTB2.INFに以下のように記述します。

    例1.CPU名が “GenuineIntel:0xXXXX”(Intel社のCPU)の場合

      ...                              
    ;====================================
    ; Vendor Table
    ;====================================
    [VENDOR1]
    STRING="GenuineIntel"
    INDEX="I"
    
    ;====================================
    ;Manufactured Table[Intel]
    ;====================================
    [Inn]
    CODE=0xXXX
    NAME="YYY"

    備考)

    nn:昇順の数値です。
    XXX:“GenuineIntel:0xXXXX”で通知された XXXX を指定します。
    YYY:機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。

    例2.CPU名が“intel:brandid:0xXX”の場合

      ...                              
    ;====================================
    ; BrandID Table [Intel]
    ;====================================
    [BRAND]
    0x01 = "Celeron"
    0x02 = "Pentium-III"
    0x03 = "Pentium-III Xeon"
    0x04 = "Pentium-III"
    0x08 = "Pentium 4"
    0x0E = "Xeon"
    0xXX = "YYY"

    備考)

    XX:“intel:brandid:0xXX”で通知された XX を指定します。
    YYY:機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。

  3. 2)で作成したCMCPUTB2.INFを、資源配付機能で運用管理クライアントに配付します。配付先ディレクトリには、<Systemwalkerインストールディレクトリ>\binを指定します。

■使用例

なし


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