Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第5章 資源を配付する(資源配付)> 5.12 資源配付のシステム維持の方法

5.12.2 ディスク障害のため配付した資源がレベルダウンするとき

サーバまたはクライアントで、ディスク障害などが発生した場合、退避データからシステムを復元することが必要となります。この場合、退避を実施した以降に配付した資源を上位システムに保有することで、資源配付で最新の資源まで確実にレベルアップすることができます。

レベルダウンリカバリの方法を、以下に説明します。

部門管理サーバのレベルダウン時

  1. 運用管理サーバから部門管理サーバに適用状況検索を行い、復元後のそれぞれのサーバ資源のレベル(世代および修正レベル)を確認します。
  2. 復元後の状態から最新の資源までの差分資源を、運用管理サーバから部門管理サーバに後刻適用指定でダウンロードします。
  3. サーバを再起動し、差分資源の適用を行い、資源を最新の状態にレベルアップします。
  4. 運用管理サーバから部門管理サーバに適用状況検索を行い、部門管理サーバは最新の資源となっていることを確認します。

備考

最新との差分資源のデータ量が多く、ディスクの最大容量を超える場合、ダウンロードと適用を分割して行います。

図:部門管理サーバのレベルダウンリカバリ”に、部門管理サーバのレベルダウンリカバリを示します。

[図:部門管理サーバのレベルダウンリカバリ]

クライアントのレベルダウン時

  1. 復元したクライアントの電源を投入し、差分資源のダウンロードと適用を行い、資源を最新の状態にレベルアップします。
  2. 運用管理サーバから部門管理サーバに適用状況検索を行い、クライアントは最新の資源となっていることを確認します。

備考

レベルダウンのリカバリの途中で異常が発生した場合、リカバリ処理の最新の状態を確認できます。

図:クライアントのレベルダウンリカバリ”に、クライアントのレベルダウンリカバリを示します。

[図:クライアントのレベルダウンリカバリ]


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