Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

第5章 資源を配付する(資源配付)> 5.10 大量データを配付する> 5.10.3 オフラインで配付する

5.10.3.1 サーバとサーバ間のオフライン配付

サーバとサーバ間のオフライン配の運用について、以下の項目を説明します。

■概要

大量データを扱う場合、接続形態によりダウンロードに多くの時間を費やす場合があります。この場合、資源を格納した媒体を直接サーバまで運び、直接システムに適用した方が効率的です。このように、資源をオンラインで配付しないで、直接サーバに適用する方法を、オフライン配付と呼んでいます。

オフライン配付の対象資源は以下のとおりです。

なお、メンテナンス版数の場合は、業務単位の選択ができるので、オフライン配付する必要のない業務は除くことができます。

扱う資源や接続する回線/LANの性能に基づいた以下の2とおりの運用を示します。

運用管理サーバと部門管理サーバ間がWAN接続で転送性能が低い場合:
大量データであり緊急性のない資源についてはオフライン配付します。
運用管理サーバと部門管理サーバ間がLAN接続などで転送性能が高い場合:
大量データについてもオンライン配付します。ただし、回線、LANの伝送能力から、転送時間の見積りを事前に行う必要があります。

◆運用管理サーバと部門管理サーバ間がWAN接続で転送性能が低い場合

運用管理サーバと部門管理サーバ間が回線交換接続の場合、以下の運用方法をお勧めします。

図:大量データの運用方法(運用管理サーバ-部門管理サーバ間がWAN接続の場合)”に、大量データの運用方法(運用管理サーバと部門管理サーバ間がWAN接続の場合)を示します。

[図:大量データの運用方法(運用管理サーバ-部門管理サーバ間がWAN接続の場合)]

◆運用管理サーバと部門管理サーバ間がLAN接続の場合

運用管理サーバと部門管理サーバ間がLANで接続の場合、データ量の大きな資源についても転送性能が高いため、WAN接続時より短い時間で資源配付でオンライン配付を行うことができます。したがって、資源配付ではすべての資源についてオンライン配付することを勧めています。

■運用方法

資源をオフライン配付する方法を、以下に説明します。

◆運用管理サーバから資源と管理情報を移出し、部門管理サーバに移入する

資源のオフライン配付は、運用管理サーバで外部媒体に資源を移出し、直接部門管理サーバまで運び、外部媒体からDRMS管理ファイルに直接移入します。

◆移出の操作手順

運用管理サーバでの移出の操作は、以下の方法で行います。

◆移入の操作手順

部門管理サーバでの移入の操作は、以下の方法で行います。

図:移出・移入のオフライン配付”に、移出・移入のオフライン配付を示します。

[図:移出・移入のオフライン配付]

■注意事項


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1996-2006