Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第4章 構成情報を管理する> 4.1 構成情報を操作する> 4.1.1 インベントリ情報を管理する> 4.1.1.1 収集可能なインベントリ情報

4.1.1.1.1 インベントリ情報表示の注意事項

インベントリ情報表示の注意事項を以下に示します。

インベントリ情報

収集したインベントリ情報の文字列中にシングルクォーテーションが存在する場合、インベントリ情報画面では、シングルクォーテーションは半角空白に変換されて表示されます。

基本情報のCPU名

パソコンの最新機種などでインベントリ情報を収集後、そのインベントリ情 報を参照すると、CPU名が“GenuineIntel:0Xxxxx”(“GenuineIntel”はCPUの製造元を示すベンダーストリングを指します)または、“intel:brandid:0xXX” (“intel”はIntel社のCPUを指します)のように表示される場合があります。

この場合、以下の対応を行うことによりCPU名が正しく表示されるようになります。

  1. 運用管理サーバまたは運用管理クライアントのSystemwalker Software Deliveryインストール先ディレクトリ配下にあるCMCPUTB2.INFを、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
  2. CPU名文字列内の“0xXXX”で通知された情報を元に、CMCPUTB2.INFに以下のように記述します。

    例1.CPU名が “GenuineIntel:0xXXXX”(Intel社のCPU)の場合

    ;====================================
    ; Vendor Table
    ;====================================
    [VENDOR1]
    STRING="GenuineIntel"
    INDEX="I"

    ;====================================
    ;Manufactured Table[Intel]
    ;====================================
    [Inn]
    CODE=0xXXXX
    NAME="YYY"

    備考. nn: 昇順の数値です。
      XXXX: “GenuineIntel:0Xxxxx”で通知された XXXX を指定します。
      YYY: 機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。

    例2.CPU名が“intel:brandid:0xXX”の場合

    ;=====================================
    ; BrandID Table [Intel]
    ;=====================================
    [BRAND]
    0x01 = "Celeron"
    0x02 = "Pentium-III"
    0x03 = "Pentium-III Xeon"
    0x04 = "Pentium-III"
    0x08 = "Pentium 4"
    0x0E = "Xeon"
    0xXX = "YYY"

    備考.XX: “intel:brandid:0xXX”で通知された XX を指定します。
       YYY: 機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。

    例3.CPU名が“Intel64bit:0xXXXXXXXX”(Intel社のCPU)の場合

    ;====================================
    ; Vendor Table
    ;====================================
    [VENDOR1]
    STRING="GenuineIntel"
    INDEX="I"
    ;====================================
    ;Manufactured Table[Intel]
    ;====================================
    [Inn]
    CODE=0xXXXXXXXX
    NAME="YYY"

    備考. nn: 昇順の数値です。
    XXX: “Intel64bit:0xXXXXXXXX”で通知された XXXXXXXX を指定します。
    YYY: 機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。

    例4.CPU名が“unknown:0xXXXXXXXX”の場合

    ;====================================
    ;CpuString Table[Intel/AMD]
    ;====================================
    [Snn]
    STRING="CCCCCCCC"
    NAME="YYY"

    備考. nn: 昇順の数値です。
    CCCCCCCC: 取得できないクライアントのSystemwalker Software Deliveryインストール先ディレクトリ\log\cmcpuadd.log を参照し、CPUSTRING=xxxxxxxxxxから抜粋した文字列(*)を指定します。
    YYY: 機種のマニュアルなどに記載されているCPU名を指定します。
    (*)CPUSTRING="Intel(R) Celeron(R) CPU 2.53GHz"と出力されていた場合に以下の指定を追加します。

    [Snn]
    STRING="Celeron(R) CPU "
    NAME="Celeron"

  3. 2.で作成したCMCPUTB2.INFを、資源配付機能で各サーバ/クライアントに配付します。配付先ディレクトリは、それぞれ以下のようになります。

    UNIXサーバ:

    運用管理クライアントインストールディレクトリ\bin

    PCサーバ:

    運用管理サーバのSystemwalker Software Deliveryインストールディレクトリ\bin

    クライアント:

    資源配付クライアントインストールディレクトリ

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