Systemwalker Software Delivery 運用手引書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 資源を配付するための動作環境を定義する> 2.1 資源配付の動作環境を定義する> 2.1.5 運用形態に合わせた動作環境の定義

2.1.5.8 認証・暗号化通信のための動作環境の設定

インターネット環境で資源を配付する場合、SSLを利用した認証および通信データの暗号化を行うことができます。

認証は、InfoCAまたはSystemwalker PkiMGRで作成したCA局証明書、証明書、秘密鍵を使用して行います。

 

認証・暗号化通信を行うための動作環境の設定方法を説明します。

■設定方法

資源を配付する際に、SSLを利用した認証および通信データの暗号化を行うためには、以下の設定が必要です。

◆DRMS編集ファイルの定義

認証・暗号化通信を行うために、DRMS編集ファイル(drms.dat)の以下のオプションを設定します。

運用管理サーバの設定方法については、“動作環境を定義する”を参照してください。

部門管理サーバの設定方法については、“動作環境を定義する”を参照してください。

なお、上記オプションの詳細については、“Systemwalker Software Delivery 使用手引書 UNIX・PC編”を参照してください。

◆スケジュール情報ファイルの定義

セキュリティ付きHTTPプロトコルで結果通知を行う場合は、スケジュール情報ファイルのoptionオプションのprotocolパラメタにhttpsを設定します。

なお、通知元のサーバと運用管理サーバとの間にFirewallがある場合は、結果通知を行うことはできません。

スケジュール情報ファイルの設定方法については、“動作環境を定義する”を、スケジュール情報ファイルの詳細については“Systemwalker Software Delivery 使用手引書 UNIX・PC編”を参照してください。

◆サービス・エントリの定義

セキュリティ付きHTTP通信で使用するサービス・エントリを以下に示します。

各サービスが使用するポート番号は、Firewallを通過するポート番号に変更するか、またはポート番号をFirewallで通過させる設定が必要です。

ポート番号を変更した場合は、ネットワーク内で一意な番号になるように設定してください。

サービス名

ポート番号

プロトコル名

備考

drmshss

9398

tcp

サーバ−サーバ間通信
(セキュリティ付きHTTP通信)

drmshsc

9399

tcp

サーバ−クライアント間通信
(セキュリティ付きHTTP通信)

■設定例

◆運用管理サーバの設定

DRMS編集ファイル:
以下のオプションを設定します。
あて先システム定義:
定義コマンド(drmsdfn)またはサーバ定義画面で通信種別に“https”を指定します。
セキュリティ情報の定義:
以下の証明書および各種鍵を設定します。

◆部門管理サーバの設定

DRMS編集ファイル:
以下のオプションを設定します。
あて先システム定義:
定義コマンド(drmsdfn)またはサーバ定義画面で通信種別に“https”を指定します。
セキュリティ情報の定義:
以下の証明書および各種鍵を設定します。

◆クライアントの設定

セキュリティ情報の定義:
SSLによる認証を行う場合は、CA局証明書を設定します。

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