Systemwalker Software Delivery 解説書 UNIX・PC編 13.0 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第4章 様々なシステムでの利用> 4.1 高信頼システム環境での管理

4.1.2 クラスタシステムで管理する

クラスタシステムとは、2台のサーバマシンを1台の仮想サーバマシンとして運用することで、高可用性(High Availability)を実現するシステムです。

1台のサーバマシンでの運用では、サーバマシンやその上で動作するサーバアプリケーションが停止した場合、再立ち上げが必要となるため、その間業務が停止してしまいます。

クラスタシステムでは、2台のサーバマシンを使用して、一方のサーバマシンやその上で動作しているアプリケーションにトラブルが発生した場合、そのマシン上で動作していたアプリケーションを他方のマシンで再起動することによって、業務をすぐに再開でき、業務の停止時間を短縮できます。このような異常が発生したサーバから正常なサーバへ業務の制御を切り替えることをフェールオーバといいます。

なお、クラスタシステムでは、このような2台のサーバマシンをクラスタ、クラスタを構成するサーバマシンをノードといいます。

クラスタシステムの概要を、“図:クラスタシステムの概要”に示します。

[図:クラスタシステムの概要]

Systemwalker Software Deliveryでは、以下のクラスタ形態をサポートします。


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