PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.2 - Linux -
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付録A トラブル事例集> A.1 Oracle インスタンスに関するトラブル

A.1.1 起動・停止に失敗

Oracle インスタンスの起動・停止に失敗した場合のトラブル事例です。

◆[ケース1]

PRIMECLUSTER RMS のリソース設定が誤っている場合に発生します。

clorainfo -c コマンドを実行してリソース設定情報を確認できます。次に示す設定情報が実際の環境と一致していることを確認してください。(参考 "4.6 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示")

一致していなかった場合、正しい設定に変更してください。(参考 "第2章 環境設定")

◆[ケース2]

/opt/FJSVclora/usr 配下に配置したユーザースクリプトが誤っている場合に発生します。
(スタンバイ運用、または Oracle9i RAC スケーラブル運用の場合のみ)

これらのユーザースクリプトが正しく動作することを確認してください。

◆[ケース3]

Oracle の設定が誤っている場合に発生します。

Oracle のアラート・ファイルなどを確認し、起動・停止に失敗した原因が記録されていないか確認してください。
また、Oracle 単体で起動・停止が正しく行えることを確認してください。
Oracle インスタンスリソースの監視を中断させると、手動による単体操作が可能になります。
(参考 "3.2.4.1 Oracle を停止させる必要がある場合")


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