FUJITSU Linkexpress 解説書 |
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第1章 Linkexpressの紹介 | > 1.2 Linkexpressの特徴 |
Linkexpress Advanced Editionの一連の業務(ファイル送受信、ジョブ起動等)を特定のサーバに対してロードバランサを利用した処理を可能にし、大規模クライアントシステムでの負荷分散システムに対応します。
また、LDAPサーバに対応しており、認証一元管理による運用コスト軽減が可能です。
Linkexpress起動中にネットワーク定義情報を追加および変更するコマンドを提供します。これにより、業務に影響を与えずに定義情報の変更を実施できます。
利用者は定型処理パターンをLinkexpressの業務定義として登録し、それを随時起動することができます。さらにLinkexpressはこの業務定義を月例、毎週末、毎日定時などの周期的スケジュールで自動起動する機能を用意しています。
業務定義ではイベントの処理手順を正常時と異常時で分ける事ができるため、異常時に必要な資源の回収処理なども事前に定義できます。
業務の進行状況は、Linkexpressの提供する監視画面で即座に確認できます(業務監視)。したがって運用管理者は異常が発生した業務を識別し、異常の原因を取り除いて業務を再開できます。
グローバルサーバ/PRIMEFORCEではLinkexpress File Transferの提供するサービス管理簿で業務の結果を確認できます。ただし、業務を自動実行する機能はありませんので、グローバルサーバ/PRIMEFORCEから業務を自動実行する場合は、AOFやSCFなどの運用管理機能を利用してください。
Linkexpressは、転送したファイルやDBの格納データを扱うジョブを起動する機能や、実行結果を確認する機能を用意しています。起動できるのは、自システムのジョブだけでなく、相手システムのジョブも、自システムのジョブを起動する場合と同様な操作で起動します。さらに、FTP+、HTTP、HTTPSプロトコルの場合は実行結果の確認もできます。
なお、PC/UNIXサーバからグローバルサーバ/PRIMEFORCE上のジョブを起動した場合、グローバルサーバ/PRIMEFORCEのLinkexpress File Transferからジョブの実行結果をPC/UNIXサーバに通知することはできません。ただし、グローバルサーバ/PRIMEFORCEにOSIV SymfoNET 基本運用を導入すれば、グローバルサーバ/PRIMEFORCE上のジョブ結果をPC/UNIXサーバに通知することができます。詳細は、OSIV SymfoNET 基本運用のマニュアルを参照してください。
Linkexpressでは、以下のものをすべてジョブと呼びます。
PCサーバ : プログラムとDOSのバッチファイル
UNIXサーバ : プログラムとシェルスクリプト
グローバルサーバ/PRIMEFORCE : バッチジョブ
複数の業務サーバでの業務の状態を集中監視する場合、制御サーバと全業務サーバを1つのサーバグループとして設定します。それによって、制御サーバから全業務サーバの業務の監視と操作が可能になります。
業務の監視・操作はLinkexpressクライアントの[業務監視ウィンドウ]で行います。[業務監視ウィンドウ]では、業務が現在、開始前か、実行中か、完了したかなどのステータスを確認できます。また業務で発生した事象を時刻とともに表示することもできます。すなわち、[業務監視ウィンドウ]では業務名、時系列の両面から業務の進み具合が確認できます。また、表示対象を絞り込んで必要な情報だけを[業務監視ウィンドウ]に表示することもできます。
なお、グローバルサーバ/PRIMEFORCEの業務を[業務監視ウィンドウ]から監視することはできません。
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