Interstage Application Server WebGatewayユーザーズガイド
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付録D クライアントID通知の仕組み

D.3 クライアントID通知の動作概要

クライアントID通知の動作概要を示します。

[説明]

  1. WWWブラウザからのクライアントID獲得の操作により、WebサーバはWWWブラウザにクライアントIDを割り振ります。そのクライアントIDは、WebサーバとWWWブラウザに保持されます。WWWブラウザには、Webサーバの環境設定で指定したWebページが返されます。
  2. WWWブラウザからCORBAオブジェクトを呼び出します。このとき、WebサーバにはCORBAオブジェクトの呼び出し要求とWWWブラウザが保持するクライアントIDが通知されます。Webサーバは、Webサーバが保持するクライアントIDとWWWブラウザからのクライアントIDが一致するとCORBAオブジェクトの呼び出し要求とクライアントIDをHTMLページ編集サービスに通知します。HTMLページ編集サービスは、CORBAオブジェクトの呼び出しでIDL定義のパラメタでクライアントIDをCORBAオブジェクトに通知します。
  3. HTMLページ編集サービスは、CORBAオブジェクトの処理結果、テンプレートHTMLからWebページを自動生成し、Webサーバ経由でWWWブラウザに返します。
  4. WWWブラウザからのクライアントID解放の操作により、Webサーバは、WebサーバとWWWブラウザに保持されしている、クライアントIDを解放します。WWWブラウザには、Webサーバの環境設定で指定したWebページが返されます。

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