Interstage Application Server WebGatewayユーザーズガイド
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付録D クライアントID通知の仕組み

D.1 クライアントID通知に必要な定義

クライアントID通知に必要な定義について説明します。

Webサーバの環境設定

Webサーバは、InterstageのWebサーバ(InfoProvider Pro)を使用し、WebGateway連携のID通知型でHTMLページ編集サービスを動作させます。詳細は、Webサーバの環境設定を参照してください。

CORBAオブジェクトのIDL定義とHTMLページ編集サービスの環境設定

HTMLページ編集サービスは、クライアントIDをCORBAオブジェクトのIDLのパラメタで通知します。このため、CORBAオブジェクトのIDL定義では、クライアントIDを受け取るパラメタを定義する必要があります。
HTMLページ編集サービスの環境設定では、CORBAオブジェクトがクライアントIDを受け取るパラメタの名前を定義します。以下に例を示します。

 [ CORBAオブジェクトのIDL定義例 ]
      module mtest{
        interface mintf{
          typedef octet CLID[48];
          long func(in CLID clientid);
        };
      }
 
 [ HTMLページ編集サービスのCORBAオブジェクト定義例 ]
      exapl: mtest.mintf.func
      choose: no
      tmpHTML: output.htm
      sidparm: clientid
 
 [ 説明 ]

CORBAオブジェクトのIDL定義に指定したパラメタ名(" clientid")を
HTMLページ編集サービスのCORBAオブジェクト定義のsidparmパラメタに指定します。
clientidのパラメタタイプは"in"または"inout"が使用できます。
また、クライアントIDを受け取るパラメタのデータ型は"octet"とし、
サイズは48固定です。


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