Interstage Application Server 運用ガイド
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第5章 メンテナンス(資源のバックアップ)> 5.1 資源のバックアップとリストア> 5.1.3 リストア手順

5.1.3.17 Interstage シングル・サインオン資源のリストア

 Interstage シングル・サインオン資源のリストア手順について説明します。

■リストア方法

 Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスがX:\Backup\ssoatcsvの場合の操作例を以下に示します。

 copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリのリポジトリサーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  copy X:\Backup\ssoatcsv\ssoatcsv.conf C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatcsv\conf
  
copy X:\Backup\ssoatcsv\bindpass C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatcsv\conf (注1)
  copy X:\Backup\ssoatcsv\serviceid C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatcsv\conf(注2)

 Interstage シングル・サインオンの認証サーバの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスがX:\Backup\ssoatcagの場合の操作例を以下に示します。

 copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  copy X:\Backup\ssoatcag\ssoatcag.conf C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatcag\conf
  copy X:\Backup\ssoatcag\serviceid C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatcag\conf (注2)

 Interstage シングル・サインオンの業務サーバの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスがX:\Backup\ssoatzagの場合の操作例を以下に示します。

 copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  copy X:\Backup\ssoatzag\ssoatzag.conf C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatzag\conf
  copy X:\Backup\ssoatzag\domainsid C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatzag\conf (注2)
  copy X:\Backup\ssoatzag\ssoacsctl C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatzag\conf (注3)
  copy X:\Backup\ssoatzag\ssosapcf.xml C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatzag\conf (注4)
  copy X:\Backup\ssoatzag\ssosstcf.xml C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatzag\conf (注4)

 Interstage シングル・サインオンのJavaアプリケーションの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスがX:\Backup\ssoatzag\javaの場合の操作例を以下に示します。

 copyコマンド(またはエクスプローラ)を使用して、バックアップ用ディレクトリにJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。

Javaアプリケーションの格納ディレクトリがC:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatzag\sampleの場合、
  copy X:\Backup\ssoatzag\java\Javaアプリケーション資源ファイル C:\INTERSTAGE\F3FMsso\ssoatzag\sample (注5)

 Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスが/backup/FJSVssosvの場合の操作例を以下に示します。

 cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのリポジトリサーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  cp /backup/FJSVssosv/ssoatcsv.conf /etc/opt/FJSVssosv/conf
  cp /backup/FJSVssosv/bindpass /etc/opt/FJSVssosv/conf(注1)
  cp /backup/FJSVssosv/serviceid /etc/opt/FJSVssosv/conf(注2)

 Interstage シングル・サインオンの認証サーバの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスが/backup/FJSVssoacの場合の操作例を以下に示します。

 cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの認証サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  cp /backup/FJSVssoac/ssoatcag.conf /etc/opt/FJSVssoac/conf
  cp /backup/FJSVssoac/serviceid /etc/opt/FJSVssoca/conf(注2)

 Interstage シングル・サインオンの業務サーバの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスが/backup/FJSVssoazの場合の操作例を以下に示します。

 cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリの業務サーバの資源をもとのディレクトリにコピーします。
  cp /backup/FJSVssoaz/ssoatzag.conf /etc/opt/FJSVssoaz/conf
  cp /backup/FJSVssoaz/domainsid /etc/opt/FJSVssoaz/conf(注2)
  cp /backup/FJSVssoaz/ssoacsctl /etc/opt/ FJSVssoaz/conf(注3)
  cp /backup/FJSVssoaz/ssosapcf.xml /etc/opt/FJSVssoaz/conf/ (注4)
  cp /backup/FJSVssoaz/ssosstcf.xml /etc/opt/FJSVssoaz/conf/ (注4)

 Interstage シングル・サインオンのJavaアプリケーションの資源をリストアする場合について説明します。
 バックアップ先パスが/backup/FJSVssoaz/javaの場合の操作例を以下に示します。

 cpコマンドを使用して、バックアップ用ディレクトリのJavaアプリケーションの資源をもとのディレクトリにコピーします。
Javaアプリケーションの格納ディレクトリが/home/jaastest/sampleの場合、
  copy /backup/FJSVssoaz/java/Javaアプリケーション資源ファイル /home/jaastest/sample (注5)

注1)
 ssoencbpコマンドで作成したファイルです。ファイル名や格納先はssoencbpコマンドのオプションにより変更されます。
注2)
 ssoencsidコマンドで作成したファイルです。ファイル名や格納先はssoencsidコマンドのオプションにより変更されます。
注3)
 ssorfinfazコマンドで作成したファイルです。ファイル名や格納先はssorfinfazコマンドのオプションにより変更されます。
注4)
 SAMLを使用する場合にリストアしてください。
注5)
 Javaアプリケーションを開発する場合にリストアしてください。
 Javaアプリケーション資源ファイルとは、ユーザ指定の任意のディレクトリ配下にある以下のファイルです。
・Javaソースファイル、Javaクラスファイル、JavaArchive(jar)ファイル、ログイン構成ファイル、トラストストアファイル、セキュリティポリシーファイル、サービスIDの暗号ファイル、Javaアプリケーションが使用するファイル。

■注意事項

 リポジトリサーバは、Interstage HTTP Server、InfoDirectoryを利用しています。これらの資源のリストアも行ってください。また、DSAの復元を行う場合は、必ずDSAを停止してから行ってください。
 認証サーバは、Interstage HTTP Serverを利用しています。これらの資源のリストアも行ってください。SSL通信を使用している場合は、バックアップした以下の資源をInterstage HTTP Serverのhttpd.confファイルの該当ディレクティブで指定されているパスにリストアしてください。

 業務サーバは、Interstage HTTP Server、またはInfoProvider Proを利用しています。これらの資源のリストアも行ってください。


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