Interstage Application Server 運用ガイド
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目次
索引

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1.2.2.1 Interstageセットアップ
簡易セットアップ

簡易セットアップは、下記サービスをローカルマシン上にセットアップします。
- CORBAサービス
- インタフェースリポジトリ
- EJB用インタフェースリポジトリ
- ネーミングサービス
- コンポーネントトランザクションサービス
システム規模を、以下から選択できます。
- 小規模システム
クライアント数が5以下のシステム。
- 中規模システム
クライアント数が6から10のシステム。
- 大規模システム
クライアント数が11から50のシステム。
- 超大規模システム
クライアント数が51から100のシステム。
システム規模を、以下から選択できます。
- 小規模システム
クライアント数が50以下のシステム。
- 中規模システム
クライアント数が51から100のシステム。
- 大規模システム
クライアント数が101から500のシステム。
- 超大規模システム
クライアント数が501から1000のシステム。

- システム規模に超大規模システムを指定することはできません。
初期化時には、Interstageの全セットアップ資源を強制的に初期化することもできます。
カスタムセットアップ

カスタムセットアップは、下記サービスをセットアップします。
- CORBAサービス
- インタフェースリポジトリ
- EJB用インタフェースリポジトリ
- ネーミングサービス
- コンポーネントトランザクションサービス
- イベントサービス
- Servletサービス
- CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ
カスタムセットアップでは、システム規模や上記の各サービスに対するカストマイズをウィザード形式で実行できます。
なお、カスタムセットアップで対応できないようなセットアップ条件の場合は、コマンドを使用してセットアップを行ってください。コマンドを使用したセットアップ方法については、“Interstageの環境設定”を参照してください。
初期化時には、Interstageの全セットアップ資源を強制的に初期化することもできます。
EJBまでの簡易セットアップ

EJBまでの簡易セットアップを行うと、EJBおよびServletのサンプルアプリケーションを実行する環境を構築することができます。簡易にサンプルアプリケーションを実行する場合に、本セットアップを実施してください。本セットアップは簡易にサンプルアプリケーションを動作させることを目的としているため、本環境で業務を構築したり運用することは、推奨しません。
また、この場合、システム規模は、smallとなり、運用形態は、TYPE1となります。
本セットアップにより登録されるサンプルアプリケーションの詳細については、“インストールガイド”の“簡易インストール”の“インストール手順”を参照してください。
なお、EJBまでの簡易セットアップを行った後はシステムスケール値の変更などを行うことはできません。その場合は、簡易セットアップもしくはカスタムセットアップを実施して、Interstageの初期化を行ってください。

- EJBまでの簡易セットアップを行うと、以下のサービスで使用している環境定義をクリアします。必要に応じて資源のバックアップを行うことを推奨します。バックアップについては、“資源のバックアップとリストア”を参照してください。
- CORBAサービス
- コンポーネントトランザクションサービス
- Interstage EJBサービス
- Servletサービス
- WWWサーバ
- 本操作を実施すると、Portalworksのシステム定義がクリアされます。復元方法については、“Portalworks 管理者ガイド”の“制限事項”の“EJBまでの簡易セットアップ及びisresetserviceコマンド使用時の制限”を参照してください。



- アプリケーション格納フォルダが作成済の状態で、EJBまでの簡易セットアップを行った場合、新しいアプリケーション格納フォルダが、/opt/FJSVejb/var/ejb-appに再作成されます。EJBまでの簡易セットアップでは、アプリケーション格納フォルダの作成場所を変更できないため、/opt/FJSVejb/var/ejb-appが存在する場合、フォルダを無条件に削除します。また、EJBまでの簡易セットアップで、作成されたアプリケーション格納フォルダに、既存のEJBアプリケーションとアプリケーション情報は引き継がれません。
- マルチシステム機能を利用している場合、拡張システムではEJBまでの簡易セットアップは実施することができません。またWWWブラウザ上にもEJBまでの簡易セットアップのボタンは表示されません。
- EJBまでの簡易セットアップを行うにはインストール時に以下の注意が必要です。
1. EJBサービス、Servletサービスのパッケージを選択してインストールする。
2. Java実行環境サーバパッケージ(Linuxの場合はJava実行環境)をインストールする。
上記のようにインストールを実施しない場合はEJBまでの簡易セットアップを行うためのボタンはWWWブラウザ上に表示されません。またJava実行環境サーバパッケージ(Linuxの場合はJava実行環境)をインストールする際には、JDKがインストールされるようにしてください。なお、EJBまでの簡易セットアップは、JDK1.3以上で利用してください。
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