Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
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第6章 注意事項> 6.1 トラブル対処

6.1.3 相互待機型を使用したクラスタサービスの異常

 以下に、SafeCLUSTERを使用した相互待機で、異常が発生した場合の対処方法について説明します。

待機系のInterstage起動失敗

 Interstage動作環境定義にCORBAサービスが使用するホスト名(Corba Host Name)を指定している場合、待機系でのInterstageの事前起動に失敗します。SafeCLUSTERを使用する場合CORBAサービスが使用するホスト名(Corba Host Name)を使用しないでください。

Interstageの初期化に失敗

 ノード名引き継ぎ機能を使用し、1:1運用待機として使用している環境に、クラスタサービスを追加し、相互待機として使用する場合において、Interstageの初期化に失敗する場合は、ノード名が引き継ぎの状態のまま(両ノードのノード名(/etc/nodename)が同じ名前)になっている可能性があります。
 相互待機はノード名の引き継ぎは行えません。ノード名引き継ぎの状態を解除し、デフォルトシステムおよび拡張システムのInterstageの初期化より作業を行ってください。


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