Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
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第4章 高信頼化機能の運用> 4.1 クラスタサービス機能> 4.1.2 相互待機型を用いた運用

4.1.2.3 Interstageの環境設定

 相互待機を構成するそれぞれのクラスタサービスに対するInterstageの環境の構築を行います。1つのInterstageのシステムに対する構築手順は1:1運用待機の手順と同様です。相互待機の場合は、1:1運用待機の手順をデフォルトシステムおよび拡張システムに対して行います。

 1:1運用待機の手順については、“高信頼性システム運用ガイド”を参照してください。
 また、マルチシステムを使用したInterstageの環境を作成する場合、以下を注意してください。

Interstage動作環境定義ファイルの設定値について

 クラスタサービスを使用する場合、システムをポート番号で識別する必要があります。ポート番号で識別するには、Interstage動作環境定義ファイルの“Corba Port Number”を設定してください。この時、デフォルトシステムと拡張システムで異なるポート番号を設定する必要があります。また、クラスタサービスを使用する場合は、IPアドレスによるシステムの識別は行わないでください(Interstage動作環境定義ファイルの“Corba Host Name”は設定しないでください)。


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