Interstage Application Server 移行ガイド
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第4章 Interstage Application Server V4からの移行> 4.3 SOAPサービスの移行

4.3.2 soapdd2wsddコマンドによる移行

 ここでは、旧バージョン・レベルの他システム(Windowsの場合は、上書きインストール後からも可能)からsoapdd2wsddコマンドによる移行手順について説明します。
 なおsoapdd2wsddコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

■はじめに


 上書きインストールを行う前に、 旧バージョン・レベルのシステム運用で使用していた(移行する)Webサービス情報管理ファイルのディレクトリ名を確認しておいてください。


 旧バージョン・レベルのシステム運用で使用していた(移行する)Webサービス情報管理ファイルのディレクトリ名を確認しておいてください。

■移行手順


 以下に移行手順(上書きインストール後の例)を示します。

1.上書きインストールを実施して、システムを再起動します。
2.WWWサーバを停止します。
3.Interstage運用管理用ServletサービスおよびServletサービスを停止します。
4.soapdd2wsddコマンドを使用して、旧バージョン・レベルのWebサービス情報を変換します。
 変換先のWebサービス情報管理ファイルに、変換元と同名のWebサービス識別名が存在した場合は、上書きせずにsoapdd2wsddコマンド実行ディレクトリにlog_same.wsddを出力します。
  soapdd2wsdd -none -i C:\tmp\deppath -sf log_same.wsdd -info C:\tmp\logdd2wsdd.txt


 以下に移行手順を示します。

1.旧バージョン・レベルのシステムのWWWサーバを停止します。
2.旧バージョン・レベルのシステムのServletサービスを停止します。
  jssvstop
3.ネットーワーク(FTP等)を経由、もしくは外部媒体を使用してWebサービス情報管理ファイルを旧バージョン・レベルのシムテムから新バーション・レベルのシステムに転送します。
4.新バージョン・レベルのWWWサーバを停止します。
5.新バージョン・レベルのInterstage運用管理用ServletサービスおよびServletサービスを停止します。
6.soapdd2wsddコマンドを使用して、旧バージョン・レベルのWebサービス情報(/tmp/deppath)を変換します。
 変換先のWebサービス情報管理ファイルに、変換元と同名のWebサービス識別名が存在した場合は、上書きせずにsoapdd2wsddコマンド実行ディレクトリにlog_same.wsddを出力します。
  soapdd2wsdd -none -i /tmp/deppath -sf log_same.wsdd -info /tmp/logdd2wsdd.txt

■移行結果の確認

◆V4Webサービス情報管理ファイルの移行結果の確認

 soapdd2wsddコマンドの-infoオプションで指定したファイルに移行結果が出力されます。-infoオプションを省略した場合は、標準出力に出力されます。

◆同名のWebサービス識別名の有無の確認

 同名のWebサービス識別名が存在していた場合、移行しなかったWebサービス情報をファイルに出力します。
 移行モードが-noneオプションと-sfオプションを指定した場合は、同名のWebサービス識別名が存在していたために移行しなかったWebサービス情報を-sfオプションで指定したファイルに出力します。


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