Interstage Application Server 移行ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 Interstage Application Server V4からの移行> 4.3 SOAPサービスの移行

4.3.1 バックアップコマンドによる移行


 バックアップコマンドによる移行は、上書きインストールの前でも後でも適用可能です。またバックアップ(issoapbackup,issoaprestore)コマンド実行時にInterstage Application Server V4と同じディレクトリにWebサービス情報管理ファイルを移行することができます。


 バックアップコマンドによる移行は、バックアップ(issoapbackup,issoaprestore)コマンド実行時にInterstage Application Server V4と同じディレクトリにWebサービス情報管理ファイルを移行することができます。

 バックアップコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

■はじめに

 Webアプリケーション環境設定(Web.xml)で指定したWebサービス情報管理ファイルが以下のディレクトリにある場合は、バックアップコマンドで移行可能です。異なるディレクトリにある場合は、バックアップコマンドでInterstage SOAPサービス資源の移出と移入を行った後、“soapdd2wsddコマンドによる移行”を行ってください。

C:\Interstage\F3FMsoap\etc\DeployService
/opt/FJSVsoap/etc/DeployService

■移行手順

1)V4系環境のバックアップ


 バックアップ先のディレクトリがC:\V5Backupの場合の操作例を以下に示します。

1.WWWサーバを停止します。
2.Interstage運用管理用ServletサービスおよびServletサービスを停止します。
  C:\Interstage\F3FMjs2su\bin\jssvstop
  C:\Interstage\F3FMjs2\bin\jssvstop
3.バックアップ用ディレクトリを作成します。
  mkdir C:\V5Backup
4.issoapbackupコマンドを実行して、Webサービス資源ファイルをバックアップします。
  issoapbackup -d C:\V5Backup


 バックアップ先のディレクトリが/V5Backupの場合の操作例を以下に示します。

1.WWWサーバを停止します。
2.Interstage運用管理用ServletサービスおよびServletサービスを停止します。
  /opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop
  /opt/FJSVjs2/bin/jssvstop
3.バックアップ用ディレクトリを作成します。
  mkdir /V5Backup
4.issoapbackupコマンドを実行して、Webサービス資源ファイルをバックアップします。
  issoapbackup -d /V5Backup

2)V4系環境のリストア


 バックアップ先のディレクトリががC:\V5Backupの場合の操作例を以下に示します。

1.WWWサーバを停止します。
2.Interstage運用管理用ServletサービスおよびServletサービスを停止します。
  C:\Interstage\F3FMjs2su\bin\jssvstop
  C:\Interstage\F3FMjs2\bin\jssvstop
3.issoaprestoreコマンドを実行して、V5.0のWebサービス資源ファイルをV5.1にリストアします。
  issoaprestore -d C:\V5Backup


 バックアップ先のディレクトリがが/V5Backupの場合の操作例を以下に示します。

1.WWWサーバを停止します。
2.Interstage運用管理用ServletサービスおよびServletサービスを停止します。
  /opt/FJSVjs2su/bin/jssvstop
  /opt/FJSVjs2/bin/jssvstop
3.issoaprestoreコマンドを実行して、V5.0のWebサービス資源ファイルをV5.1にリストアします。
  issoaprestore-d /V5Backup

■移行結果の確認

◆V4Webサービス情報管理ファイルの移行結果の確認

 以下のファイルにWebサービス情報管理ファイルのWebサービス毎に移行結果が出力されます。


  C:\Interstage\F3FMsoap\log\logdd2wsdd.txt


  /opt/FJSVsoap/log/logdd2wsdd.txt

◆同名のWebサービス識別名の有無の確認

 同名のWebサービス識別名が存在していた場合、移行しなかったWebサービスのWebサービス情報をファイルに出力します。


  C:\Interstage\F3FMsoap\log\log_same.wsdd


  /opt/FJSVsoap/log/log_same.wsdd


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006