Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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付録B 旧バージョンでのクラスタ環境構築手順> B.3 クラスタサービス機能/SafeCLUSTER(Solaris OE)> B.3.2 ホットスタンバイ機能(相互待機)> B.3.2.7 その他の環境作成

B.3.2.7.1 既存システムとの連携を行う場合の環境作成

 既存システムとの連携を行う場合、関連製品を使用します。関連製品についての環境作成については、それぞれのマニュアルを参照してください。また、関連製品のリソースについては、Interstageと同一のサービスに設定する必要があります。起動の優先度はHA機能を使用しない場合と同様です。
 既存システムとの連携を行う場合、ノード1およびノード2のそれぞれでIDCMの起動および通信パスの確立処理をrcプロシジャなどで実施しておく必要があります。
 IDCMの環境設定については、ノード1、ノード2ごとの物理IPアドレス(ホスト名)を使用してください。使用できる通信プロトコルはTCP/IP通信のみです。IDCMの環境設定については、IDCMのマニュアルを参照してください。


 相互待機の場合、ノード1とノード2でそれぞれ異なる通信パスを使用します。したがって、ワークユニット定義のPSYSステートメントにはそれぞれの環境にあわせた通信パス名を指定してください。
 ノード1の異常によりノード2に切り替わる場合、ノード1で確立していた通信パスが残ったままとなる場合があります。このため、切り替え時事象発生時に、既存システム側で残った通信パスの解放を行う必要があります。また、通信パスの確立については、“サービス名WU_INTERSTAGE”が呼ばれる前に完了する必要があります。


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