付録B 旧バージョンでのクラスタ環境構築手順

クラスタサービス機能

　クラスタサービス機能は、Interstage Application Server Enterprise Editionで提供されるものであり、下記のクラスタシステム上で動作します。

富士通のクラスタシステムであるSafeCLUSTER
Microsoft(R)のクラスタシステムとして使用されているMicrosoft Cluster Server(MSCS)

　本機能は、運用ノードおよび待機ノードを使用するものであり、運用ノードが障害時に待機ノードで業務を自動的に引き継ぐ、1：1運用待機に対応します。

富士通のクラスタシステムであるSafeCLUSTER
Solaris OEのクラスタシステムとして使用されている他社クラスタ製品であるSun Cluster

　本機能は、運用ノードおよび待機ノードを使用するものであり、運用ノードが障害時に待機ノードで業務を自動的に引き継ぐ、いわゆるホットスタンバイシステムとして、1：1運用待機と、２台のノードがそれぞれ業務を行い、片側のノードに異常が発生した場合、残りの１台で業務を引き継ぐ、相互待機に対応します。

　Interstage Application Server Enterprise Editionではクラスタシステム上で運用することで、サーバシステムに異常が発生した場合でも、他のサーバへ高速に切り替え、業務の引き継ぎを行うことができます。クライアントは、再度接続処理を行うことで業務を継続することが可能になり、業務の停止時間を最小限にすることができます。

1：1運用待機

　運用方法は使用するクラスタシステムの運用方法に従います。
　本機能をクラスタシステム上で運用するには、各クラスタシステムに対応する使用方法を熟知しておく必要があります。

1：1運用待機

相互待機

　相互待機として使用できるのはSafeCLUSTERのみです。
　運用方法は使用するクラスタシステムの運用方法にしたがいます。
　本機能をクラスタシステム上で運用するには、各クラスタシステムに対応する使用方法を熟知しておく必要があります。

B.1 クラスタサービス機能/SafeCLUSTER(Windows(R))
B.2 クラスタサービス機能/MSCS(Windows(R))
B.3 クラスタサービス機能/SafeCLUSTER(Solaris OE)
B.4 クラスタサービス機能/Sun Cluster(Solaris OE)

目次索引