Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド |
目次 索引 |
付録B 旧バージョンでのクラスタ環境構築手順 | > B.3 クラスタサービス機能/SafeCLUSTER(Solaris OE) | > B.3.1 ホットスタンバイ機能(1:1運用待機) | > B.3.1.7 その他の環境作成 |
コンポーネントトランザクションサービスのセキュリティ機能を使用する場合、以下の手順でシステムを構成して運用してください。
InfoDirectoryのインストール
クラスタを構成する運用ノードと待機ノードへ個別にInfoDirectoryをインストールしてください。
環境構築
・運用ノード
InfoDirectoryの管理ツールでホストの追加を行ってください。InfoDirectoryのホスト追加時に“ホスト追加”ダイアログが表示されるので、新しく接続するディレクトリサーバの情報を設定してください。この時 以下の2点に注意してください。
InfoDirectoryのホストの追加方法は“InfoDirectory使用手引書 管理ツール編”を参照してください。
・待機ノード
InfoDirectoryのホストの追加を行ってください。InfoDirectoryのホスト追加時にディレクトリサーバの情報は運用ノードで設定した情報と同一の情報を設定してください。ただし、以下の点に注意してください。
共用ディスク上の“DIBのインストールディレクトリ”は、運用ノードのみ参照可能なため、DSAは運用側で作成することを推奨します。InfoDirectoryのDSAの作成方法は“InfoDirectory使用手引書 管理ツール編”を参照してください。
通常運用の手順
・運用ノード
InfoDirectoryのDSAを“odsstartコマンド”で起動してください。
・待機ノード
InfoDirectoryのDSAは起動しません。
切り替え時
InfoDirectoryをクラスタ運用する場合、InfoDirectoryの状態遷移プロシジャを作成する必要があります。
・運用ノード
運用ノードの異常により待機ノードに切り替わる場合、InfoDirectoryのDSAをInfoDirectoryの状態遷移プロシジャを使用して停止してください。その際、InfoDirectoryの状態遷移プロシジャは“サービス名 TD_INTERSTAGE”が呼ばれた後に呼ばれるように設定してください。
状態遷移プロシジャについては、SafeCLUSTERのマニュアルを参照してください。
・待機ノード
新運用ノードとして、InfoDirectoryのDSAをInfoDirectoryの状態遷移プロシジャを使用して起動してください。その際、InfoDirectoryの状態遷移プロシジャは“サービス名 TD_INTERSTAGE”が呼ばれる前に呼ばれるように設定してください。
InfoDirectoryの“odsstartコマンド”と“odsstopコマンド”は“DIBのインストールディレクトリ”に移動して実行する必要があるので、状態遷移プロシジャに、“odsstartコマンド”と“odsstopコマンド”を“DIBのインストールディレクトリ”移動して実行する処理を組み込んでください。
目次 索引 |