Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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付録B 旧バージョンでのクラスタ環境構築手順> B.3 クラスタサービス機能/SafeCLUSTER(Solaris OE)> B.3.1 ホットスタンバイ機能(1:1運用待機)

B.3.1.3 環境設定前の作業

 Interstageの環境設定を行う前に、クラスタシステムのインストールからクラスタ初期構成設定までの作業を行ってください。
 Interstageでは共用ディスク装置を使用します。共用ディスク装置の設定も同時に行ってください。
 共用ディスク装置は切り替えディスクとして登録し、ファイルシステムとして使用できるようにしてください。
 データベース連携サービスを利用する場合、RAWデバイスとして使用できるようにし、同時にシステムログファイルを作成するための、ディスクパーティションを作成してください。必要な領域の大きさについては、“チューニングガイド”を参照してください。
 InterstageではIPアドレスの引き継ぎを前提とするため、引き継ぎネットワークの設定については、IPアドレスの引き継ぎを設定してください。
 また、ノード名引継ぎについては、任意で設定を行ってください。その際に、ノード名引継ぎの有無により、Interstageの環境設定手順が異なりますので、それぞれに対応した環境設定を行ってください。
 クラスタ制御、共用ディスクおよびIPアドレスの引き継ぎ、ノード名引き継ぎに関しては、SafeCLUSTERのマニュアルを参照してください。
 また、IPアドレスおよび共用ディスク装置、ノード名については、Interstageの環境設定時に必要ですので、後述の「Interstageのサービス登録」を参考にInterstageの環境設定時に使用できるようにしてください。

※)Interstageで使用する関連製品については、それぞれの製品の指示にしたがってください。


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