Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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付録B 旧バージョンでのクラスタ環境構築手順> B.1 クラスタサービス機能/SafeCLUSTER(Windows(R))> B.1.8 その他の環境作成

B.1.8.1 既存システムとの連携を行う場合の環境作成

 既存システムとの連携を行う場合、関連製品を使用します。関連製品の環境作成については、それぞれのマニュアルを参照してください。なお、IDCMについては、“自動起動形態1”でインストールしてください。また、関連製品のリソースについては、Interstageと同一のサービスに設定する必要があります。起動の優先度はHA機能を使用しない場合と同じです。

 既存システムとの連携を行う場合、IDCMの起動/停止については、使用者が状態遷移プロシジャを作成する必要があります。状態遷移プロシジャについては、SafeCLUSTERのマニュアルを参照してください。この場合、IDCMのサービスは手動に設定してください。

 IDCMの環境設定については、運用ノード、待機ノードごとの業務LANのIPアドレス(ホスト名)を使用してください。詳細は、“IDCMヘルプ”を参照してください。また、通信パスの確立/解放は、以下のいずれかの方法で行ってください。


 SafeCLUSTERの場合、運用ノードと待機ノードでそれぞれ異なる通信パスを使用します。したがって、ワークユニット定義のPSYSステートメントにはそれぞれの環境に合わせた通信パス名を定義してください。また、運用ノードの異常により待機ノードに切り替わる場合、運用ノードで確立していた通信パスが残ったままとなる場合があります。このため、切り替え事象発生後は、既存システム側で残った通信パスの解放を行う必要があります。


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