Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
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第2章 高信頼化システムの設計> 2.4 推奨する高信頼化システムの形態

2.4.2 複数サーバを1つのシステムとして使用し1つのデータベースを複数のサーバより使用する場合

■システム形態

 両現用縮退方式を利用した高信頼化システム、Traffic Directorによる縮退を利用した高信頼化システムまたはロードバランスによる縮退を利用した高信頼化システムとなります。

■特徴

 クライアントの負荷を分散させることができます。データベースの参照/更新処理に適しています。
 ただし、サーバダウン時に使用していたテーブルはデータベースシステムが自動的にリカバリを行うまで、排他待ちになります。
 両現用縮退方式の場合は、負荷をクライアント側で振り分ける必要があるため、小/中規模のシステムに適しています。
 Traffic Directorまたはロードバランスの場合は、動的に負荷を振り分けるため、大規模なシステムに適しています。


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