Interstage Application Server WWWサーバ運用ガイド (Interstage HTTP Server編)
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第1章 機能

1.5 SSL

 Interstage HTTP Serverでは、WWWブラウザとWWWサーバ間の通信プロトコルを、SSL(Secure Socket Layer)のクライアント・サーバ認証と暗号化通信で行うことで、盗聴/改ざん/なりすましなどの危険を回避し、情報のプライバシーを守ることができます。

 SSLの運用を行う場合にWWWブラウザから指定されるURLの形式を以下に示します。

URLの形

 httpsで始まるURLでアクセスした場合に、SSLプロトコルによる通信が行われ、機密性の高い通信を行うための準備が自動的に行われます。

https://ホスト名:ポート番号/パス

 ホスト名
 取得すべきデータが格納されているホスト名。
 ポート番号
 ポート番号。SSLを使用するホストのポート番号が443の場合は、省略可(省略する場合、コロン(:)は不要)。
 パス
 サーバ上のディレクトリ構成のパス。
 環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブからの相対パス名のファイルを検索し、内容をWWWブラウザに返却します。


 SSLでは、バーチャルホスト機能を併用した運用を行うことで、SSLを使用しない情報公開とSSLを使用する情報公開を同時に行うことができます。

 SSLの環境設定については、“セキュリティシステム運用ガイド”を参照してください。


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