Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編) |
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第11章 リソース管理プログラムの作成から起動まで |
リソース管理プログラムは、otslinkrscコマンドでXA連携用プログラムと、データベースベンダが公開するデータベースライブラリをリンクすることで作成できます。
EJBアプリケーションを使用したグローバルトランザクション連携の場合には、リソース管理プログラムを作成する必要はありません。
otslinkrscコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
以下の例を参考にリソース管理プログラムを作成してください。このotslinkrscコマンドによってリソース管理プログラム“name.exe”が作成されます。
データベース連携サービスでは、データベース連携サービスのインストール先ディレクトリ/program/rsc配下に以下のリソース管理プログラムを標準に提供しています。Oracle8i用のリソース管理プログラムは、Oracle8.1.5以上の環境で使用でき、プロセスモード用です。Oracle9i用のリソース管理プログラムは、プロセスモード用です。また、Symfoware/RDB用のリソース管理プログラムは、プロセスモード用とスレッドモード用があり、このうちスレッドモード用のリソース管理プログラムは、Symfoware/RDBから提供されているスレッド用ライブラリを意識したものです。よって、Symfoware/RDBを使用する場合、環境にあわせてスレッドモード用ライブラリあるいは、プロセスモード用ライブラリを使用してください。また、MQD用のリソース管理プログラムは、スレッドモード用になります。
上記以外のリソース管理プログラムを作成する場合は、以下の例を参考にリソース管理プログラムを作成してください。このotslinkrscコマンドによってリソース管理プログラム“rdbresource2”が作成されます。
データベース連携サービスでは、データベース連携サービスのインストール先ディレクトリ/program/rsc配下に以下のリソース管理プログラムを標準に提供しています。Oracle9i用のリソース管理プログラムは、スレッドモード用です。
上記以外のリソース管理プログラムを作成する場合は、以下の例を参考にリソース管理プログラムを作成してください。このotslinkrscコマンドによってリソース管理プログラム“rdbresource2”が作成されます。
> otslinkrsc -l D:\temp\ots\otsoraxa.lib |
% cd $CURRENT |
※ $CURRENTは、ユーザのカレントデイレクトリです。
※ $OTS_HOMEは、データベース連携サービスのインストール先ディレクトリです。
※ $RDBOPTは、Symfoware/RDBのインストールディレクトリです。
% cd $CURRENT |
※ $CURRENTは、ユーザのカレントデイレクトリです。
※ $OTS_HOMEは、データベース連携サービスのインストール先ディレクトリです。
※ $RDBOPTは、Symfoware/RDBのインストールディレクトリです。
libsqldrvm.soとlibrdbxam.soのファイルはスレッド用ライブラリです。
otslinkrscコマンドを使用する場合、CコンパイラとしてSPARCompilerCが必要となります。環境変数PATHに他のコンパイラより前にSPARCompilerの製品格納ディレクトリ/bin(デフォルト:/opt/SUNWspro/bin)を設定してください。
他のコンパイラでコンパイルされたリソース管理プログラムを起動すると、誤動作する可能性があります。
また、otslinkrscコマンドのオプション引数に、データベースライブラリ以外のライブラリを指定した場合も、リソース管理プログラム起動時に誤動作する可能性がありますので注意してください。
特に、通常のプロセスモードのリソース管理プログラムを作成する場合にスレッドライブラリ(libthread.so)を指定しないでください。
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