MessageQueueDirector説明書
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第2部 拡張機能編 > 第11章 イベントチャネル連携サービス > 11.2 機能 > 11.2.1 サーバ間の非同期メッセージ通信

11.2.1.1 メッセージ通信可能な非同期メッセージ基盤の組み合わせ

 イベントチャネル連携サービスでは、メッセージの送信側とメッセージの受信側の非同期メッセージ基盤が同一の場合や異なる場合でもメッセージ通信を行うことができます。

 メッセージ通信可能な非同期メッセージ基盤の組み合わせを表11.2に示します。

[表11.2 メッセージ通信可能な非同期メッセージ基盤の組み合わせ]



送信側の非同期メッセージ基盤

受信側の非同期メッセージ基盤

ノーティフィケーションサービス

JMS

MQD

グローバルサーバのMQD

ノーティフィケーションサービス

JMS

×

MQD

グローバルサーバのMQD

×

○ (注)

○: 通信可能 ×: 通信不可能
注) イベントチャネル連携サービスの機能範囲外です。グローバルサーバのINTERSTAGE/MQDにより利用可能です。

■同一非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信

 同一非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信は、メッセージを送信するサーバとメッセージを受信するサーバで使用する非同期メッセージ基盤が同一の場合のサーバ間の非同期メッセージ通信モデルです。

◆ノーティフィケーションサービスの場合のメッセージ通信モデル

 本モデルでは、ノーティフィケーションサービスのイベントチャネル間のイベントデータ通信を行うことができます。

 ノーティフィケーションサービスの場合のイベントデータ通信モデルを、図11.3に示します。

[図11.3 ノーティフィケーションサービスの場合のイベントデータ通信モデル]

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◆JMSの場合のメッセージ通信モデル

 本モデルでは、JMSのキュー間のメッセージ通信を行うことができます。

 JMSの場合の非同期メッセージ通信モデルを、図11.4に示します。

[図11.4 JMSの場合の非同期メッセージ通信モデル]

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◆MQDの場合のメッセージ通信モデル

 本モデルでは、MQDのメッセージキュー間のメッセージ通信を行うことができます。

 MQDの場合の非同期メッセージ通信モデルを、図11.5に示します。

[図11.5 MQDの場合の非同期メッセージ通信モデル]

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■異なる非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信

 異なる非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信は、メッセージを送信するサーバとメッセージを受信するサーバで使用する非同期メッセージ基盤が異なる場合のサーバ間の非同期メッセージ通信モデルです。

◆送信側のサーバがノーティフィケーションサービスの場合のメッセージ通信モデル

 本モデルでは、ノーティフィケーションサービスのイベントチャネルから、JMSのキューまたはMQDのメッセージキューへのメッセージ通信を行うことができます。

 送信側のサーバがノーティフィケーションサービスの場合のメッセージ通信モデルを、図11.6に示します。

[図11.6 送信側のサーバがノーティフィケーションサービスの場合のメッセージ通信モデル]

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◆送信側のサーバがJMSの場合のメッセージ通信モデル

 本モデルでは、JMSのキューから、ノーティフィケーションサービスのイベントチャネルまたはMQDのメッセージキューへのメッセージ通信を行うことができます。

 送信側のサーバがJMSの場合のメッセージ通信モデルを、図11.7に示します。

[図11.7 送信側のサーバがJMSの場合のメッセージ通信モデル]

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◆送信側のサーバがMQDの場合のメッセージ通信モデル

 本モデルでは、MQDのメッセージキューからノーティフィケーションサービスのイベントチャネルまたはJMSのキューへのメッセージ通信を行うことができます。

 送信側のサーバがMQDの場合のメッセージ通信モデルを、図11.8に示します。

[図11.8 送信側のサーバがMQDの場合のメッセージ通信モデル]

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■グローバルサーバとのメッセージ通信

 グローバルサーバのイベントチャネルと通信できるのは、非同期メッセージ基盤がノーティフィケーションサービスまたはMQDの場合です。

 本モデルでは、以下のメッセージ通信を行うことができます。

 グローバルサーバとのメッセージ通信モデルを、図11.9に示します。

[図11.9 グローバルサーバとのメッセージ通信モデル]

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