Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド

2.11 マルチポート運用

　業務サーバはマルチポートによるWWWサーバの運用に対応します。
　マルチポートとは、別々のポート番号を持つ複数のWWWサーバが１つのサーバマシン上で動作することです。業務サーバは別々のポート番号を持つ複数のWWWサーバの動作に対応するため、業務サーバの定義ファイルにポート番号ごとに業務サーバの定義をすることにより対応します。なお、WWWサーバをマルチポートで運用するにはWWWサーバをポート番号ごとに設定することが必要です。

　業務サーバのマルチポート運用については、“マルチポート”を参照してください。

• Interstage HTTP Serverのバーチャルホストには対応していません。
  バーチャルホストに対してシングル・サインオンのアクセス制御の設定を行っても、アクセス制御されません。アクセス制御を行えるのはメインホストに対してのみです。
• Microsoft(R) Internet Information Serverの複数サイトでの運用には対応していません。
  シングル・サインオンのアクセス制御の設定を行うのは一つのサイトのみとしてください。複数サイトに対してシングル・サインオンのアクセス制御の設定を行った場合、WWWサーバ起動後に最初にアクセスのあったサイトに対してのみアクセス制御されます。
• Sun ONE Web Server Enterprise Editionの仮想サーバの運用には対応していません。
  シングル・サインオンのアクセス制御の設定を行うのは一つのサーバのみとしてください。仮想サーバに対してシングル・サインオンのアクセス制御の設定を行った場合、正しくアクセス制御されません。