Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第6部 connector編> 第44章 Interstage connectorの環境設定

44.2 resource adapterの配備

 resource adapterを運用環境に配備します。配備は、J2EE Deploymentツールを使用して行います。
 配備するresouce adapterファイル(.rarファイル)、またはresource adapterファイルを含むEARファイルを指定してください。

 以下に配備時に設定するリソース定義情報の項目を示します。

 config-property情報に内容については、resource adapterの仕様書を参照してください。

設定項目名

設定内容

resource adapter

ファイル名

指定されたRESOURCE ADAPTERファイルが表示されます。この画面での変更は出来ません。

リソース名

リソースの名前を決めてください。リソース名がJNDIに登録する名前になります。

ユーザ名/パスワード

リソースに接続するために使用するユーザ名とパスワードを指定してください。省略できますが、パスワードだけの指定はできません。

config-property情報

deployment descriptorに定義されたconfig-propertyの情報を変更したい場合に設定してください。プロパティ値だけ変更できます。

 resource adapterファイルは以下のディレクトリ構成で展開されます。resource adapterのマニュアルを参照して必要に応じてPATHやCLASSPATHの設定を実施してください。

image

J2EE共通ディレクトリ\deployed\jca\ra\[リソース名]

imageimage

J2EE共通ディレクトリ/deployed/jca/ra/[リソース名]

※J2EE共通ディレクトリは,製品のインストール時に変更できます。

◆ 分散トランザクションを使用する場合

 J2EE Deploymentツール実施後にリソース管理プログラムの設定をしてください。分散トランザクション用のリソース定義ファイルを登録し、リソース管理プログラムを起動してください。

 以下に、リソース定義ファイルの例を示します。

name = RA01

rscType = JTS

type = JCA

lookUpName = RA01

user = usr

password = pwd

 lookUpNameは、J2EE Deploymentツールで設定したリソース名と同じ情報を、userとpasswordはJ2EE Deploymentツールで設定したユーザ名とパスワードと同じ情報を指定してください。

 リソース定義ファイルの登録、リソース管理プログラムの起動の詳細は、“JTSアプリケーションの運用”を参照してください。

◆ リソース定義の参照・変更

 配備終了後、J2EEリソース定義ツールを使用することにより、resource adapterの情報を参照できます。また、配備時に設定したユーザ名/パスワードとconfig-property情報のプロパティ値を変更できます。


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